マスターレポート Kaoruの場合
★ マスターの想い
風の城のマスターディグリーでは「なぜマスターになりたいのか?」「レイキの実践を通じて学んだこと」の2点に関するレポートを事前にご提出いただいています。
レイキを通じて得られる体験が人それぞれなら、マスターになりたいという人の想いもまたそれぞれ。レポートを拝見させていただくたび、みなさまのその想いに胸が熱くなります。
2012年の風の城のレイキ講座は、マスターディグリーの開催で始まりました。皆様からのレポートを拝見させていただくうち、わたしはどんなレポートを書いていたのだろう・・・と思い、昔の記録をひも解いてみました。
読み返してみると、言葉足らずだったり、ちょっと赤面してしまうような表現もあったりして恥ずかしい気持ちもあるのですが、当時のわたしの純粋な想いがつまったものとしてあえて手を加えずに掲載させていただきました。
今後、マスターディグリーをとられる方のご参考になれば幸いです。また、一人のマスターがどんな想いでレイキを伝えているかということの片鱗でも感じていただければうれしく思います。(2012.4.4)
★ Kaoruのマスターレポート
以下は、わたしがマスターディグリーを取得する時に提出したものです。
- 自分がレイキを実践して感じたこと
レイキの実践を通じて、「自分を感じ」、自分への理解が深まっていくのを実感しています。体に手を当てるたび流れるレイキのエネルギーを感じようとすることで、「ひびき」の感覚や体感が鍛えられ、自分を「感じる」ことにつながりました。自分を「感じる」とは、自分の心と体の声に耳を澄ませることです。
レイキに身を任せていれば、抱えている必要のない過去の感情のエネルギーが放出されていきます。不必要なものを手放すほどに本来の自分が見えてくるのです。
たとえば、心が穏やかでないとき、元気が出ないときも、自分の体に手を当てて「ひびき」と体感を味わうだけで、自分の痛みや悲しみを感じることができます。ただひたすら「ひびき」の変化に耳を澄ませていれば良いのです。それは、自分自身に寄り添い、自分を慈しみ、自身を大切にするということです。
こうした日々の繰り返しは、自分への愛情と理解を深めてくれます。レイキに親しめば親しむほど感性が鍛えられ、直感的に理解できることも増えていきます。また、自己との対話で養った感覚は、他の人を理解する上でも大きな助けとなり、他の人への愛情も深まっていきます。自分を愛している以上には、他の人を愛することなどできないのです。自分を愛することが、愛と幸せにみちた人生への第一歩だと感じています。
わたしにとってレイキとは、無言の愛のコミュニケーションであり、今やいつもそばにいてくれる良き友人のようなものです。常に寄り添いわたしを導いてくれます。なくてはならない空気のような存在でもあります。
また、レイキによりもたらされる脱力した心身には、木漏れ日が揺れ、そよ風がささやくような安らぎがあります。そこから生まれるものは、柔軟な思考と前向きな行動です。レイキの愛好者が増えれば、今の社会が潤いとゆとりをとりもどすことにもつながるような気がしています。自らがレイキを実践することで、波紋を描くように愛としあわせが広がっていくことを願っています。
- 自分がレイキで変化したこと
何事にも受容的になり、自分にも他人にも寛容になりました。~しなければならない、~するべきだという固定観念からも随分解放されました。自分自身をそういった考えでしばりつけることは、自分と同様に他人をも判断する材料を自己の内に抱え込むことになります。批判と偏見に満ちたまなざしを自分にも他の人へも向けていたのです。
また、自分という人間の特性を把握しやすくなり、感情の嵐の中で自分を見失うということがなくなりました。無駄な葛藤に費やす時間とエネルギーが随分と削減され、生きることが楽になったのです。そのせいか、幼いころから感じていた将来への漠然とした不安感がなくなりました。
今では、わたしという人間が喜び、充実した人生を嬉々として歩んでいくためにはどうしたらいいかということを、常にもう一人の自分が考えています。せっかく「わたし」という個性を持って生まれてきたのですから、今後はその個性を生かして私らしい人生を歩んでいきたいです。
実は、化粧を覚えて以来、ちょとした買い物でもノーメイクで出かけることはあり得なかったのですが、今ではカジュアルな外出なら素顔のまま出かけてしまいます。これも、ありのままの自分を受け入れられるようになったという変化の現れだと思います。
そして、何よりうれしいことは、自分のことが大好きになったことです。
- なぜレイキマスターになりたいのか、どのようなマスターになりたいのか
レイキはヒーリングとして受けるだけでも頼もしいものですが、レイキの魅力は、レイキを身につけていくその過程にもあります。何より、レイキに自ら親しむことは心の豊さと安らぎをもたらします。
レイキを使い始めたばかりのころは、魔法使いになったみたいで子供のようにわくわくしました。そのうち、ひびきがわかるようになると、見えないものを感じる喜びを知りました。目で見える現実だけでなく、自分で感じ取れる領域を広げていくことは、それだけ自分の世界を広げていくことでもあります。
自らが歩んでいるこの希望と喜びに満ちた道のりを、これからレイキを身につけたいと思われる方々にお伝えしていくことは、わたしの大きな喜びのひとつです。レイキを通じて、おひとりおひとりの個性と感性に出会うことが楽しみでなりません。
一人のレイキ実践者のまわりには、一粒のしずくが波紋を描くように、確実に愛とよろこびがひろがっていきます。日々レイキを感じ活用している自分自身の体験を通して、生きる喜びを伝えるとともに、「レイキのある暮らし」の素晴らしさを発信していきたいです。(2008.4)