Archive for 暮らし

桜の樹の下で~自然の力~

風が光り、鳥がさえずる。

春のさわやかさの中に漂う精妙な桜の花のエネルギー。

この桜の樹はとてもとても背が高い。自分の背の何倍もあるこの桜の樹を、わたしはよく見上げる。

その向こうに広がる青空。足元には花びらの絨毯ができつつある。

春だけに、ほんの数日だけ訪れる、わたしだけの秘境。

たぶん、この場所がこんなにも素晴らしい氣にあふれていることを、きっと、だれも知らない。

ここで体を動かしていると、感覚が鋭敏になるにつれて、桜の花特有の精妙なエネルギーの認識がしだいに強くなる。

かぎりなく白に近い淡いピンク色。

こんなにも優しい色が、景色を一面に染める季節がこの国にはあるのだ。

体の中の空間認識に変化が訪れている。

今まで、この体の空間をちっとも認識していなかった!!!二次元的だった自分の空間認識が、ようやく本来の姿に目覚め始めてきたといった感じ。

そして、足の湧泉というツボからエネルギーがあふれて、それがそのまま「浮力」になるような感覚。そうなってみてはじめて、今まで「自分の力」を使って体を動かしていたことに氣づく。

体は、「自然に」動くのだ。
それが「自然の力」。

この自然が素直に現れる時、体は軽く心は柔らかい。

自分の内にも外にもま~るい世界が広がる。

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歪みを慈しむ

今年の春は早くて、もう少しゆっくりしていたいのに、季節に背中を押されているような・・・。

そんな氣分の今日このごろです。

とはいえ、美しい花々が咲き乱れる春は、この世界の楽園!

先日は、駅に向かう際に必ず通る霊園の桜が、だいぶ開いていました。

まだまだ蕾も多く、七部咲きくらいかな。

写真は、すっかりと開ききる前の花を見つけて。

まるみを帯びた形がやわらかく、かわいらしいなーと。

足元を見れば、一面の緑の中、小さな小さな青い花。

上にも下にもしあわせが一面に花開く春です。

ここ数年、毎朝、家族の分と一緒に自分のお弁当も作っています。

先日は、自分が握ったおにぎりの形がいびつで笑っちゃいました。

いつものように形をととのえて握ったつもりが、いざ食べようと眺めたらなんとも歪な形に・・・。

ちょうどこの日は、めずらしく風邪を引いて(もう経過しましたのでご安心くださいね!おかげさまで、首、喉、胸部、頭部の歪みがリセットされました\(^o^)/)、お弁当用意するの辛いなーと思いながら、かといって自分の昼ごはんがないのも嫌だなーと、やる氣を奮い立たせて、なんとかおにぎりだけつくったのでした。

おにぎりをいつものように握れなかったのは、そんなわたしの状態が反映されていたのですね。

家族へのラインでおにぎりがうまくできていなかったことを詫びた後、「その歪みも慈しんでやってねー💛」と送って思いました。

「歪みを慈しむ」

いい言葉だな、と。

歪んだもの、理想どうりでないことも、自分の両手でぎゅっと抱きしめてあげることができると、そのぎゅっとした時にじわじわっと自分の中の愛が滲んでくる。

いや、愛は、いつだってそこらじゅうにあるんだけれど、人はすぐにそれを忘れてしまう。

嫌なことがあった時こそ、それをぎゅっと自分の中で包んでみると、愛を想いだす。

そして、自分が基準にしている感覚にもどっていける。

ちかごろ、そんなことを感じています。

良いことばかりじゃなくても、この世界は悪くないよね、と思える自分がいます。

久しぶりに風邪を引いて実感したのは、家族の手のありがたさ。

喉ははれぼったく、鼻はつまり、思考がはたらかない。味覚もない。少し熱も出たかな。

そんな時、家族に頭に手を当ててもらうと、本当に楽だった。

もちろん、自分でもたくさんレイキしましたよ。

峠を越えるまでは、かえって反応が強まって辛いこともあるのだけれど、それでもついついやっちゃいます。もはや自分の一部なんですね。

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人という存在が与える影響

またまたモモ(父の愛犬・柴犬の老犬です。)ネタです。

わたしは、子供の頃、野良犬が怖くて仕方がありませんでした。小学校の通学路で、一人で歩いているときに遭遇したら絶体絶命!

あの頃、一番怖いものは一人の時に野良犬に遭遇することでした。

犬って、嫌なのについてくる!!!

しかし、大人になるにつて、近所の野良犬はいつしか見なくなり、自分も体がおおきくなった分だけ、犬に対して怖いと思うことはなくなりました。

「なーんだ。わたしたち人間も、動物も、植物も・・・。この世界にあるものは同じもの(レイキという力)で生かれているんじゃん!」

レイキを始めてしばらくたったころ、そんなことに氣がつきました。

それ以来、動物や植物にもがぜん興味が湧きました。

わたしの心が開いたんですね。

言葉は話さなくとも、かれらとはつながっているという一体感を得るようになりました。

モモといる時もそんな感じです。

同じ命だよね、という共感がわたしにはありますが、それ以上に何かを求めることはありません。

「共感」というわたしからの氣持ちが一方通行でも構わないのです。

先だって、入院中の父の世話をする母のサポートの為に帰省した折、何度も散歩を一緒にしました。

すっかりおばあちゃんであんまり歩かない犬なので、お散歩の距離はごくわずかです。

その上、公園での休憩付きです。

わたしはその間、自分の体を動かします。

それは、自分の堅さや、体を痛める癖を生むような動きを取り去って、自分の中の自然と出会っていくひと時です。

調子が出てくるととても氣持ちがよく、レイキをして氣が満ち満ちている時のような清々しさのまま体を動かしている状態になります。

さすがに套路をじっくりやっている時間はないのですが、ひとしきりやってわたしの氣がすんだらこの時間は終了。

モモと一緒に、あっという間の帰路につきます。

すると、お尻をふりふりして、わたしをひっぱるくらい元氣に歩きはじめます。

公園につく直前には、もう歩きたくないよーという感じで、ようやくわたしの後をついてくる感じだったのに、まるで別の犬のようです。

しかし、元氣が出たのはいいけれど、勢いあまってわたしの脚の激突したり、勝手にリードに絡まったり、あげくのはてには、せんだっての記事でずっこけていたほんの数段の階段を一段とばしで駆け下りて二度とも着地で腰がくずれそうになっていたり。

勢いに、体がついてこない状態が少し続きます。

そして、お家までたいてい元氣に歩いてくれます。

そんなモモをみていて思いました。

わたしが氣もちいいなーと体をうごかしている時、その影響がモモにもおよんでいるのかもしれないなー、と。

人という存在が周りに、特に小さな動物たちに与える影響についてあらためて考えさせられる体験となりました。

若いころ、耳を掻きまくって垂れてしまいました。

でも、ご近所ではこれがかわいいと評判なのです。

一緒に過ごす時間が増えると愛しさが増すものですね💛

父も母もいない実家(父は入院、母は夜も病室で付き添いです。)で過ごした夜、モモがいてくれるだけで心強かったです。

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自分が発するもの

父の愛犬モモとの散歩。

還暦のお祝いに、妹と一緒にプレゼントしておよそ15年。

今やすっかりおばあちゃん。

一緒に散歩をしていても、帰り道がわからないようで、あさっての方向に歩いて行ったり、リードを握っているわたしにぶつかってきたり!!!

ちょっとボケがはいってきてるかなー。

足元もおぼつかなく、歩く速度も本当に遅い。

よくある犬の散歩の風景は、飼い主の少し先をお尻を振ってうれしそうに歩いていく犬の姿だが、モモの場合それはあてはまらない。

ある時、公園の階段を数段、一緒に降りている時だった。

まだその時、モモのことをよくわかっていなかったわたしは、後ろからついてくるモモの方をよく見ずにトントントンと先に階段を下りていた。

どどどっという音に振り向くと、足元をもたつかせながら、斜めに階段を転げ落ちんばかりのモモの姿が!

幸いリードは短めに握っていたので、完全に転げ落ちてしまうことはなかったけれど、ほんの数段の浅い階段でも足がもつれてしまうことがあるんだな、とモモのことにひとつだけ詳しくなった。

先日。

その同じ階段を一緒に降りた時。

わたしは、モモがその階段の前に至るのをきちんと確認し、モモを氣にしながらゆっくりと階段を下りた。

ももの姿を見守っている自分。

氣がつくと、わたしはとてもおだやかでやわらかい感触の中にいた。

多くの場合そうだとは氣づかずに見過ごされてしまうかもしれないけれど、それに氣づいた時にはじめて、ああぁ!と心の底から驚嘆してしまうような・・・。

自分が発するもの。
それをまず体験するのは自分。
それが良きものである場合は、その恩恵を最初に受け取るのもまた自分。

そんなことを想った。

見守る。
その態度の底にあるのは、相手を思いやるやさしい氣持ち。
そしてその根本にあるのは、相手も自分と同じ命だという共感と相手への敬意。

若い頃は、この手のことには全く無頓着だったわたしだが、こういう事を実感し理解して生きるようになってから、心は穏やかで世界は美しい。

同じ日。

病室で過ごす父に寄り添う間に、こんな本を見つけました。


ザ・シークレット

もう何年も前かな?かなり話題になっていたように記憶しています。

父と一緒に懐かしい「水戸黄門」の再放送をみながら、ざっと目を通しました。

良き言葉、美しい信念の数々・・・。
心が洗われ、励まされました。

「自分の想いが体験することを決めるよ・・・。」

父の言葉や行動に一喜一憂しがちな母にも、勧めておきました。

もちろん父にも読んでもらえたら嬉しいのだけど。

ふたりのために私がでること。

わたしはわたしで、しあわせだと実感するところから、ふたりの為に自分のできることをすること。

写真は、雨上がりの美しい朝、潤に満ちた澄んだ空氣の中、朝日に照らされるビオラがかわいいなーと☆彡

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澄み渡る意識

夜の公園。

父の愛犬の散歩の途中、立ち寄って少し体を動かす。

初日は、その暗闇にちょっぴりドキドキしたのだが、その日は違っていた。

暗がりなのに、あたたかくやわらかなものに包まれて氣持ちは安らぎ不安がない。

光に満ちているといったらよいのだろうか?

消して見えるわけではないが、体感を通じてそんな氣持ちになる。

わたしは自分の意識が澄み渡っていくのを感じていた。

実はこの2月は、父が股関節の手術をした。

それに伴い、スケジュールが許す限り、実家に何度も滞在し、母とともに父の入院のサポートをしていた。

夜は父の付き添いで病院に泊まりになる母にかわって、昼間はわたしが父に付き添った。

夕食を済ませた母がくると交代で実家に戻り、必要な家事や買い物をこなし、昼頃おにぎりを作って病院にいき、病室でみんなでご飯を食べる。

夜から朝にかけて毎日一人ですごしていると、この親子三人でのランチタイムがささやかな楽しみとなった。

夜の公園での体験は、そんの最中のことだった。

誰かの為に何かをする。

奉仕ってこういうことなのだろうか。

好きなことをするワクワクとはまた違う、胸の奥から静かな慈愛がこんこんと湧き出てくるような・・・・。とても愛おしい感触だ。

不思議と満ち足りて怖いものがないという氣持ちになる。

わたしの中からこういう氣持ちが湧いてくるのもまた奇跡であり、それもまた人間としての良き可能性なのだと思うと、希望が湧いてくる。

思いがけない至福に包まれた二月であった。

写真は、小学三年生の姪っ子が夏休みに書いた、父の愛犬MOMO。その辺の紙切れに、さらさらっと書いただけのものだが、MOMOの雰囲氣を絶妙にとらえていて心に響く。姪っ子の写真と一緒に父の病室にかざってあります。

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魂のアミューズメントパーク@岡本太郎記念館

この空間に足を踏み入れたとたん、濃密な空気がどっと押し寄せ、わたしをとらえました。

「あ・・・。これがここに生きていた人の精神なんだな。」

どれもよく知っている作品なのに、一段と深く心に響いてくるのは、きっとこの空間にあるせいだ。

そう、ここは、東京は青山にある岡本太郎記念館

「岡本太郎記念館に行かない?」

主人の思い付きに賛同してやってきた。

青山の通りにはみたこともないこだわりのお店も多く、店構えを眺めているだけでも希望に満ちた清々しい氣分になる。

ゆく人の装いは上質で、高級外車が通りを行く。

地図をたよりに歩いていると・・・。

目の前に現れたアートな壁。

門をくぐるとすぐに見える庭に心を奪われつつ、受付を通り、まず足を踏み入れたのは冒頭のリビング。

反対側の壁には太郎の絵も!

生田緑地にある岡本太郎美術館には何度かいったことがあるし、大阪の万博公園で太陽の塔も観た。

太郎の彫刻作品は面白い!!!

子供のころ、テレビで宣伝していた太郎のウイスキーのグラス。

今だったらものすごくほしい!

リビングを抜けると天井高のアトリエ。

まだ、そこで創作活動が行われているかのよう。

向かって右手奥の様子。

残念ながら中には入れないので、アトリエの入り口からがんばって覗いてます。

ここで、数えきれないほどの地道な作業があったことが想像できますね。

二階に上がると・・・。
真っ赤な壁にうごめく力。

「これは、妖怪だ!」

キャンバスというフレームに切り取られ、そこに封印されることで、わたしたちの目の前に姿を現した未知の生物、太郎がとらえた妖怪たち。

右側は「顔のスピーカー」。

この日は、太郎がシャンソン歌手に歌を習っている時の貴重な音声が流れていました。

最後はお楽しみのお庭。

ここでは、南国の樹と土と空気と、自然と一体となった妖怪たちに出会えます。

楽しくてずっと居たくなる!

わたしたちを元氣にしてくれるお庭です。

「座ることを拒否する椅子」も、なかなか悪くはないすわり心地、笑!

そしてそして。

この日の最大のアトラクション!

太郎の鐘です。

「ゴーン、ゴーン・・・」

氣のすむまで鳴らして遊ばせていただきました。

この鐘、ものすごく好きなんです。

よく見ると、角のように突き出ているのは、人の腕です!!!

この「腕(角)」が、またいい音がするんです💛

この鐘は、たぶんお寺の鐘を作った時のレプリカの一つだと思うのですが。

実際に、愛知県の久国寺というところには太郎作のこんな鐘があるのです。その名も「歓喜の鐘」。今度帰省した折にでも見てきたいと思っています。

決して広くはないけれど、太郎のパワーが凝縮した魂のアミューズメントパーク。

また、行きたい場所です。

青山の空氣も楽しめるしね(^_-)-☆

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