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2015 色の語らい100人展

okurayama風の城でレイキを学んでくださった方が、作品展に絵を出されるとのことで、大倉山記念館まで出かけてまいりました。

その名も、「色の語らい100人展」。

大人から子供まで、シュタイナーの絵画を教えていらっしゃる吉澤明子さんの作品とその教え子の方々の作品展だそうです。

大倉山といえば、もう10年近く前になるでしょうか・・・。

まだ、レイキをはじめたばかりの頃、とあるワークショップに参加するために はじめて訪れたのでした。

未知なる始まりに、わくわくしていたあの頃。

そして、今。また、わたしは、そんな「始まり」にいるような気がしています。

okurayama2大倉山駅を出てすぐの、急な坂道を上ることおよそ300メートル。

いつ来ても気持ちの良いところです。

記念館の周りは木々に囲まれ、風と木漏れ日のもと、思わず足を止め、憩いたくなってしまうような空間が広がります。

 ギャラリースペースに入ってまず目に入ったのは、美しい虹色の輪を表現した一枚の絵でした。

「いったいどんな風に書き上げたのだろう・・・。」

と眺めていたら、この作品展をご案内くださった方が出迎えてくださいました。

受付のお当番で、ちょうど会場にいらしていたのです。

当番時間まで少し時間があったので、それまで、一緒に絵を見て回ってくださったのは幸運でした。

この展覧会について、そしてシュタイナーのにじみ絵について、ほとんど予備知識がなかったので、絵の技法のことや、色は黄、青、赤の三色しか使っていないこと、などなど、教えていただかなければ、わからなかった!!!

もちろん、その方ご自身の絵もなんとも魅力的で、その絵が生まれるまでのストーリーなども 聴かせていただき、愛着がわきました。

他には、クリスタルを描いた中学生の子供たちの作品群のところでは、 本当に水晶がそこにあるかのような錯覚におちいって、思わず 咳き込んでしまいました。

特大のクラスターがいくつもあるかのような勢いでしたよ(笑)。

それから、金星を描いたものが印象的でしたね。この絵を観に何度も戻ってしまいました^^;。

ちょうど、わたし自身、「金星と花と愛」にインスパイアされてつないだブレスレットを身に着けていまして^^。 まさか、金星を描いたものに出会うとは思ってもいませんでしたが、 やはりその世界にも花のイメージが浮かび上がっていましたね。

また、「観察」を極めていった先に生まれる緻密な創造の世界を表現されている作品群の前では、思わず息をひそめて見入ってしまいました。感じるままに自由に表現するのとはまた違う、真摯な美しさといったらよいのでしょうか・・・。

と、同時に、その観察の姿勢が、レイキのヒビキを追う感覚に通じるように思いました。

感じる心と、観察する目。

どちらもとても大切なことですが、わたしは、子供の頃から、理科の実験とか研究が嫌いで、「観察」することの大切さ、面白さって、レイキを始めるまではわからなかったのです^^;。

yomotenshiこの、にじみ絵の世界で、感受性と観察力を育んでいく子供たちのように、描くということで、こういう視点を子供のころから持つことができていたら、わたしの人生もまたかわっていたものになっただろうな・・・。

と、シュタイナー教育の世界で育つ子供たちが、ちょっぴりうらやましかったりもして(笑)。

写真は、羊毛でできた天使ちゃん。

会場にディスプレイされていたのですが、あんまりかわいらしくて、 写真を撮らせていただきました。会場をご案内くださった方の手作りだそうです。

やっぱり天使はいいなぁ^^。

イメージの力

lise毎年恒例となっております、オレゴンモミのフレッシュリースレッスン@RoseRose.

今年は、思いもかけない、ホワイト×ゴールドのリボンに、ゴールドのツバメ。青リンゴ、クリスマスローズの 取り合わせとなりました。

オレゴンモミのフレッシュな香りに包まれて、清浄な空気の中、るんるん気分での製作。というよりは、「こんな感じ」 という気持ちのイメージのままに手を動かしていた、といった方がいいでしょうか(笑)。

去年までは、もう少し、考えて作っていた気がするけれど、今年は、モミでベースにリースを創るときも、 とっても気楽でした。 もちろん、慣れもあるのでしょうけれど。

見て、感じて、手を動かす。
決して考え込まない。

感じられるインスピレーションのままに、手が動き、時が過ぎていく、という感じでした。

とはいうものの、そこはレッスン。夏住先生の魔法の手によって、リボンのたたずまい、リースの美しさが増していることはいうまでもありません!!!

リボンもた~くさん用意されている中から、今年は、「これ!」と即座に目があいました。
もう、そこだけ光ってる!って感じね(笑)。

この感覚が、また、たまらないんだなぁ。

もうそれでまた、びびびっときちゃって、乗せられました。

・・・って、だれに?!

はい、宇宙に(笑)!!!

実は、真っ先に目にとまったツバメのオーナメント。わたしの好みからすると、少し渋すぎかな、と思ったのですが、 白×ゴールドのリボンと合わせるといい感じ。

そこに、白いクリスマスローズを合わせたら、これまたかわゆい~。

でも、まだちょっとさびしいわね・・・。

とアトリエにあるオーナメントの中をさらに見渡して、青りんごとスターを連れてきました。

できあがりを見て、まさに意外や意外。
テーマカラーは「赤」と意気込んでいたのに、 どこにも入ってない(笑)。

しかし、おもしろいのはですね~。

この日のレッスン前、ランチに自分で焼きリンゴを作って食べたんですよ。
しかも、青りんごで。

おかしいでしょ^^。

レッスン後、あらためてアトリエに飾られている、夏住さんの作品をながめてうっとり~。rose2

普段は、生花のアレンジメントやカルトナージュのクラスをなさっているのですが、 アトリエには、アーティフィシャルのお花でつくったリースやアレンジメント、 カルトナージュの作品が展示されていて、それはもう素敵なのです。

生花でなくとも、夏住さんに命を吹き込まれたアーティフィシャルフラワーたちの、 それはもう饒舌なこと。

愛と美と創造のエネルギーに満ち満ちておりました!

玄関も、この写真のように、と~ってもすてきなのですよ。アーティフィシャルのお花で創った新作だそうです。

アンティーク風の籠にいっぱいのお花たち。
ひらり舞うブルーの蝶・・・。

心憎い演出です。

ああ、すばらしきは、心のイメージ。

あらためて、「イメージ」というものが描き出す現実の素晴らしさを見たように思います。

そして、日々、自らがいだく心のイメージを自覚して、生きていきたいと思いましたね。

軽やかに。愛と美と喜びに満ちた心が描きだす日常と。

そうでないものの日常が、天と地ほどかわってくるのは、間違いありませんものね。

今年の、わたしのリースには、どんな心の「イメージ」が描きだされたのでしょうか・・・(笑)。

また、来年、夏住さんと、そして、モミとリボン、オーナメントで描かれる自らのイメージの世界を たのしみにしておりますね~。

夏住さんのHPはこちらです。
ぜひ遊びに行ってみて下さいね!!!

愛と美が微笑む宇宙の響き@八坂圭展

1013-2台風が近づきつつある今日。

小雨模様の中、六本木はShonandai MY Galleryで開催中の、画家・八坂圭さんの個展に出かけてきました。

会場に足を踏み入れるや、そこはもう別世界。

大小さまざまなカンバスに切り取られたとりどりの光たちに出迎えられて、思わず笑いが込み上げる。

心で感じるよりも早く、体がうれしくって全身で喜びを表現してきます。

やっぱりいいな~。圭さんのエネルギー温泉!!!141013_1540

所狭しと展示された作品たちに囲まれて、その場にたたずんでいると・・・。

やっぱりここだよね。
この感覚だよね。

やわらかく温かいものに包まれて、ほっとして、喜びと希望が満ちてくるのです。

ある時から、「自分のアイデアで、計画で、ねらいをもって、何かを期待して、絵を描くことをやめるんだ」と決心したという圭さん。

画家個人としての意図ではなく、宇宙の響きをそのまま写し取ることに徹しています。

だからでしょうね。

圭さんの絵をレイキ的だと感じるのは。

それは、意図せずただエネルギーの通り道になるだけだというレイキのスタイルそのものなのですから。

圭さんの世界に触れる時。

わたしも、そんな純粋さ、真摯さを持ってレイキの通り道で在りたいとの志が燃え上がります。

まるで即興曲のような圭さんの光の世界。

それは、愛と美が微笑む、ゆたかさそのものである宇宙の響き。

どれひとつとして同じものはないその響きは、眺めても眺めても飽きることはなく、わたしの心に深く、優しく、力強く鳴り響きます。

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今回のわたしのお気に入りの一枚はこちら。

瑞々しく透明感あふれる色使いが、水面に映る光のダンスを連想させます。

圭さんの個展、まだまだ続きます。

圭さんのエネルギー温泉、ぜひともご体感くださいね。

詳細は、こちらにて~^^☆

※休廊日にご注意くださいね!

 元気はつらつ!冒頭の写真は、わたし、圭さん、ゆっこさん(自力整体の先生です)です^^。

たましいの音

artlesson04252半年に一度。わたしのお気に入りのワークショップは、八坂圭さんのアートレッスン。

 

今回で3回目の体験でしたが、参加するたび生まれてくる絵が楽しみでなりません。

 

このレッスンでは、水張りをした画用紙の上に、はけでたっぷりと水を塗って、色を置いていきます。

 

この水というのがポイント。

 

色を置いた時に、どんな風ににじみ、変化していくいくか・・・、ということがまったくわからない。

わたしは、この水に広がっていく色を眺めているのがとても好きなのです。

目には見えないけれど、わたしたちの背後に広がっている宇宙の秘密をみるようで、わくわくするんですね。

 

この日つかった色は、黄色に紫、そしてオレンジ。

普段のわたしからは、決して生まれてこない色使いです(笑)。

画面に見える紫の点々と、勾玉のように見えるオレンジは、圭さんの誘導によるイメージングをした後においた色。

 

イメージングの世界で体験した創造を、目の前にある小さな現実の中にいかにして表現するのか・・・。

 

イメージの中では、色も道具も自由自在だけれど、目の前にあるのは六色の色と三種類の筆。

一体、自分はどんな選択をするのか・・・。

制限のある中で、イメージの世界で創造したものを直感的に画用紙の上に表現していく瞬間がとてもおもしろかった。

結果、紫の点々と、オレンジ色の勾玉となったわけです(笑)。

それが生まれてくる瞬間の体感というものがとても新鮮でわくわくしましたね。

ほんの一瞬なんだけれど、「お、わたし、これ、いっちゃうの???」みたいな。

 

レンジの広がりと覚悟を感じるね。

 

とは、そんなわたしの絵を見た圭さんのひとこと。

実は、その前日、箱根の温泉で、露天風呂の大きな浴槽にお湯があふれ広がっていくのを眺めながら、あたらしいステージで広がっていくわたし自身の可能性というものを感じていました。

ほんとうに、その時の自分というものが出るのですね。

 

そして、また、おもしろいのが、ほかの参加者のみなさんの作品。

みなさんの個性がそれぞれに反映していて、眺めているのがとても楽しいのです。

まさに、違いというものが面白い、ということを実感する瞬間です。

と、同時に、いやがおうでも、自分というものの生まれ持った質(わたしは、それを「たましいの音」と呼んでいます)を思い知らされる瞬間でもあります。これには、もう、あきらめてその音についていくしかありませんけれど(笑)。

 

いやぁ、何度参加しても飽きることがないこのレッスン。その時々のわたしが視覚化されたものを振り返って眺めるのも味わい深い体験です。

 

あとは、圭さんが、この日の心のカンバスとなった一枚の画用紙から、絵として最高のエネルギースポットを切り出して、メッセージを添えて送ってくださるのをまつばかりです。

さぁ、どんな絵とメッセージが届くのでしょうか・・・。

 

ちなみに、記念すべき初参加時のものはこちら。緊張感がうかがえますね~(笑)。

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そして、こちらが前回のものです。

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ね? 人としての変化(成長)を視覚化するようで面白いでしょう?

 

八坂圭展~光の軌道~

jikuただ今、六本木のギャラリーで 八坂圭さんの個展 が開催されています。

先日、太極拳の帰りに友人と遊びにいってきました。

もう、その空間に入るや否や「わっはっは~」と笑顔になっちゃう。

体が勝手に反応しちゃうんですね。

「いい湯だな~」って感じで(笑)。

 

いえね。

もちろん目には見えないのですけれど、超お勧めエネルギーの海なのですよ。

みなさんもぜひ、つかりに行ってください(笑)。

 

風の城のリビング(ここはアチューメント空間でもあり、みなさまとレイキをご一緒させていただいたり、場合によっては、ヒーリングもここで行うことがあります。)にも、圭さんの絵を飾らせていただいているのですけれど・・・。

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やっぱり、ひとつの空間に大作がいくつも集まると違いますね。

濃厚です!!!

 

圭さんの絵の世界を堪能して、いつでもオープンハートで出迎えてくださる圭さんとお話して・・・。

人としての心地よさ。

こんな風に軽やかで在っていいんだな。

ということを改めて実感してまいりました。

 

そして、今回のおすすめは、光のストール。

なんと、圭さんの作品がストールとなって販売されているのです。

去年の春に友人と初めて圭さんの個展に訪れた時、作品をスカーフにしたら素敵だろうね、なんて話題になったんですけれど。

実現しましたね!!!

 

圭さんにこれがいいんじゃない、と巻いていただいたものがなんともフィット。

あー、これはわたしに必要だな。次へのステップのサポートをしてくれるな、と直感しました。
(こんな風に思うこともめったにないので自分でもびっくりです!)

こういう風になっていきたいなという自分のイメージにもぴったりと重なって。

「花のほほえみ」というタイトルのものを購入させていただきました。

これからは、皆様をお迎えする時に「花のほほえみ」とともに登場するかもしれません。

あるいは、風の城にて、光のタペストリーとして・・・・。

「花のほほえみ」

やはり、わたしにとってキーワードは、笑顔のようです。

ちなみに、圭さんのアートストール作品は こちら でもお楽しみいただけます。手にとって実際に身に着けてみると、また全然違うのですよ!!!

 

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こちらの、小さな作品の世界もすてき。

左から二番目の青ベースのものが気に入ったのですが、「かおるさんっぽいね~」と。

あー、ほんと、たのしい瞬間でした。魂が生き返った気分です!

 

今月末は、圭さんのアートレッスンにも参加しますよ。

ご興味のあります方、まだお席があるようですのでぜひ!!!

そして、個展の方も21日まで開催していますよー。

 

冒頭の写真は、圭さんと、今回のお気に入り、「時空の置き換え」の前で。目をつぶちゃって細い目がますますないんだけれど(笑)、圭さんが素敵だったので。

 

荘子 ヒア・ナウ~これが、タオさ。~

このところ、舞台を観る機会に恵まれています。
昔は、演劇、というものにそれほど興味がなかったのですが、人という存在の面白さ、パワーに目覚めてからは、舞台でさまざまな感情を表現する人を見るのが好きになりました。

 
九日間の女王

堀北真希さん演じる、女王ジェーン。

ささいな仕草にも人間性がじみ出るような楚々とした演技に、心惹かれました。

外堀をうめられ、心ならずも即位を受託してしまったジェーンの嘆きは痛いほどでしたが、 もう、そういう時代ではない。

どんな状況にあっても、自分の意思で「選択」することの重みを忘れたくない。
「心ある選択」のゆたかさを享受していこう。

 

嘆きではなく、笑いを!!!

 

改めて宇宙に明言いたしました(笑)。

 

宇宙は、たえず、わたしたちにメッセージを送ってくれています。

そのメッセージの受け取り方というのも、人それぞれ。

こういう体験談を聞かせていただくのは大好きです!

そこで、最近のわたしの体験をひとつ。

 

先週のことでしたか。

太極拳のクラスに向かうのに、朝、わたしは、いい気分で駅に向かっていました。

こういう時は、いろんなインスピレーションが浮かぶものです。

 

ふと、頭の中に「詩」という漢字が浮かびました。

詩心とか、詩人とか・・・。

自分の中にあるそういう要素をもっと大事にしてあげるといいのかもしれない・・・。

などと、妄想してひとりわくわく(笑)。

 

わたしにとって、ことばは、閃きでもあり、気づきでもあり、言霊でもあり、魔法でもあり、 そして、癒しでもあります。

 

すてきな気分のまま、教室に入ると、先に到着していたレッスン仲間が、いそいそとわたしに歩み寄り

 

おはよう!

ねぇ、とてもすてきな 詩集 をみつけたのよ!!!

と、おっしゃるではありませんか(笑)。

 

 

その名も、荘子 ヒア・ナウ
自分の閃きとのシンクロに興味をもったわたしは、帰宅後、即座にアマゾンで購入しました。

その時、決め手となったのは、レビューにあったこの本からの抜粋。

著書が荘子ヒア・ナウについて述べた部分に引用したリン・ユータンという人の言葉でした。

 

老子の笑いは乾いた低い声だが、荘子はしばしば噴きあがる勢いの笑いになる。

 

実は、わたくし。

腹の底から、わははは と高らかに笑い声を上げるのが特徴でありまして(笑)。

 

2400年前、とてつもない男がいた。
奇妙なおもしろい話を、数知れぬほど語った。
どれもタオについての話だった。
笑うことこそ、あの大きなタオに触れるいちばんいい方法だ。
彼の笑う声も、いまの私たちに、きっと聞こえるはずだ。
(荘子ヒア・ナウ 序文より)

 

挿絵には著書が手掛ける墨彩画が楽しめます。
これが、また、いいんです。
いのちというものの勢い、自然の雄大さが感じられます。
同じ方の著書で、「老子」を自由な口語詩にした、タオ ヒア・ナウ も、おもしろそうです!

 

最後に、荘子ヒア・ナウの「すべてのものは、ひとつ」という詩の一部をご紹介させていただきますね。

 

右とか左とか、善とか悪とか、
そういう区別があったとしても、そのふたつは、やがては一緒になる。
そして溶け合う。
すべてのものは、いつか、ひとつになる。
本当に見える人は、
「すべてはひとつ」という原理をよく見つめた人なんだよ。
その人には区別なんかしても役に立たない。
いつも、区別を超えた場所にいるんだ。
そして、区別を超えていて、いつも変わらないということは、
生きる上でとても大切なんだ。
それは、本当の自分の性質にかえる、ということだよ。
自分の本当の性質の中にいるとき、人は幸福なんだ。
幸福に至ったとき、まあ、完全に生きているといえる。
これが、タオさ。

 

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