Archive for 套路

「体感テレパシー」

太極拳のクラス。

「お~~~!!!」

先生との推手で、ものすごい「重さ」が伝わってきた。

これだけの「重さ」が伝わってくるということは、先生は自分の全体重を力に変えることができているんだ!

「先生のように自分の体の重さを力に変えるにはどうしたらよいだろう?」

クラスの後、そんな事を考えながら歩いていてふとひらめいた。

足元に、もっと自分の重さを感じてみよう・・・。

そんな風に意識したら、氣がぐっと足元まで下がっていい感じだ。

足裏から指の広がり、そこから立ち上がる甲の力、足首の関節まで、実感をもって歩くことができた。

すると、歩き方がかわった。

生のレッスンでは時々こうした体験が面白い。

先生に触れられたり、こうして推手をしたりすると、起こりやすい。

わたしは、これを「体感テレパシー」と呼んでいる(笑!)。

動画や読み物では決して得られない体験だ。そして、この手の動きは、言語化が非常に難しいので、体感テレパシーはものすごく便利である!

年明けのレッスンでもこんな事があった。

先生に触れた瞬間、先生のお腹の柔らかさがこちらの腹に伝わってきた。

先生の身体をめぐる動きの柔軟さが、推手をすることにより、直にわたしの身体に伝わって来たのだ。

この体験を機に、動くということの内的イメージが変わった。

そして、今朝。

久しぶりに近所の公園で時間を氣にすることなく体を動かす。

ここ最近は、体が調整中であんんまり積極的に動く氣分になれなかったので套路の前の準備運動で早々に公園から退散していたが、これまた久しぶりに85式の套路を全部行うことができた。

自分ではない別の生き物が、龍のようになって内を巡る。

まるで龍が自在に体の中をめぐるようだ!!!

そんな感覚が生まれる瞬間もあった。

先生は、動きについて言葉で詳しく説明しない。

習い始めた時から、

「氣持ちよ~く♪ リラックスして~♪」としかいわない。

それと「龍脈を使って動いてね。」と言う。

自分で動かなくても、体の中には自然に動きが伝わっていく道がある、ということらしい。

「龍脈」ってそういうことか・・・。

とその片鱗がわかりはじめて想うこと。

確かに。説明できない。

これまで自分が生きてきた中で体を動かすという概念とまったく違うのだ。

言葉で説明しようとすると、従来の身体の動かし方に囚われてしまう。

先生は、そのことがよくわかっているのだ。

言葉はものごとの、ほんの一面しか切り取ることができない。

真実の一部を写してはいるが、真実そのものではない。

それでも、「言葉」というツールを通して、会得した本物の素晴らしさを何とかして伝えたいというのが、人間かもしれない。

写真は、太極拳のクラスで使う和室の庭に咲いていた梅。

もうすっかり盛りをおえてしまった梅ですが、この日はクラスの前に少し時間があったので、庭に降りてみました。

 

☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚

風の城で
レイキをご一緒しませんか?

・風のつどい(レイキ交流会)
2/29 参加者募集中!

・こかげの会(レイキ練習会)

・レイキ講座 随時受付中!

・HPの最新記事はこちら

風の城☆Art Gallery

Art work saori nakazato
さおりさんの水彩画
ポストカード(原画)は500円から

Kaoruの天然石ブレスレット

☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・

ひとつの力

身体があるかぎり
みな
ひとつの力を与えられている

その力を
いかに減衰させることなく
使うかというのが

自然体である

自然体とは
この一つの力を
無駄にすることなく
限りなく生かしていくこと

レイキもその力である
静かに手を当てて
自分がその力の通り道であることを認める

太極拳は
これを動いて行う

レイキでも手の力
身体の力が抜けていることは大切だが
太極拳は動くから
ごまかしがきかない

動きには
とらわれている氣持ちの癖が出る

手の力を抜こうとしても
なかなかうまく行かない

それは
「自分でなんとかしなければならない」
という氣持ちの癖が頭にあるからだ

しかし息が腹をとおって
足の裏まで吐いて
大地を踏んでいる感覚をつかめると
その気持ちは
吐く息と一緒に流れて行ってしまう

そして
意識はほとんどお腹と足の裏にある

そうした感覚に忠実に
套路で動きつづけると

動じないゆるぎない自分を
身体の安定感を通じて
実感することができる

今日はお氣にいりの木陰で、85式の套路を行っていたらそんなことを観察できました。

套路の後半になって、保育園や小学校低学年の子供たちが団体でやってきましたが、かれらの声や存在感を意識の端に感じながらも、変わらない安定感の中套路を終える事ができました。

こういう刺激のある時、自分がどういう反応をするかで自分のエネルギーの状態がわかります。

写真は、「お氣にいりの木陰」のある近所の公園です。

☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚

風の城で
レイキをご一緒しませんか?

・風のつどい(レイキ交流会)
11/30 参加者募集中!

・こかげの会(レイキ練習会)

・レイキ講座 随時受付中!

・HPの最新記事はこちら

風の城☆Art Gallery

Art work saori nakazato
なかざとさおりさんの水彩画
ポストカード(原画)は500円から
お求めいただけます♪

見えざる力

ようやく涼しくなりましたね。

虫の声は、いよいよ美しく、心の水面に心地の良いウェーブを描きます。

近所の草地は、せんだっての台風でそこかしこに折れた樹の枝が散乱して荒れています。草もいまだかつて見たことがないほど伸びていて、スニーカーで踏み込むのは少々勇氣が要ります。

見えないところには何が潜んでいるかわかりません!!!

しかし、その中からは、虫の声が響き渡っています。

木陰の下の、草の生えていないところを探して、先日のクラスで先生に教わったことを想いだしながら、そして、今整えられつつある自分の体のバランスを観察しながら、スワイショウなどの準備運動を終え、套路を始めてしばらくたった時でした。

わたしは、新な感覚と遭遇しました。

身体中の関節という関節。

小さな指の関節のひとつひとつまでにも、綺麗に隙間が空いていくイメージ。

関節という関節の、その小さな空間のひとつひとつがしなやかな弾力を持って、わたしの体を支えてくれている。

そして、そのひとつひとつは、まるで水中での浮袋であるかのように、わたしに浮力を与えてくれているのである。ここは地上だというのに!!!

以前にも浮力を感じたことがあるが、今から振り返るともっと全体的なもので大雑把なものだった。そして、こういう新たな感覚は、慣れてしまうともうわからなくなってしまうものだ。変わった時は、思う存分その感覚を楽しむことにしている。

見えざる力が、軽やかに無限へとわたしを動かし導いていく様を静かな歓喜を持って、わたしは眺めていた。

自分で動くのではなく、見えざる力によって体が自然に動いてしまうのだ。

先生は、その力がとおる道を「龍脈」と教えてくれた。

わたしは、その動きの「勢い」の単に通り道でしかなった。

通り道といったらレイキと同じじゃないか!!!

「うーーーー!!!」

「あーーーー!!!」

こういう体験をするたび、みんなと分かち合いたいと思う。

なぜって!

そりゃぁ、ものすごく面白くてワクワクするから。

自分ではない何者かが自分の中を通っていく。

快感、至福、躍動!!!

こういう面白さを分かち合うクラスを一つくらい作りたいとずーっと思っているんだけれど、今日の体験で、それがちょっと現実味を帯びたかな、と思う。

もう太極拳のクラスに通い始めて、月謝袋はこの9月で10枚目になるのだった・・・(>_<)

その日の午後は、ちょうどヒーリングのお客様でした。

ヒーリングを始めてすぐに、草地での体感が蘇り、レイキの通り道となっているわたしは、自分が光の原石のように感じられたのです。

写真は、新東名NEOPASA駿河湾沼津(下り)でみつけた氣持ちの良いテラス。ドライブの休憩はこんなところでお茶できたら嬉しいですよね。

 

☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚

風の城で
レイキをご一緒しませんか?

・風のつどい(レイキ交流会)
9/28 参加者募集中!

・こかげの会(レイキ練習会)

・レイキ講座 随時受付中!

・HPの最新記事はこちら

風の城☆Art Gallery

Art work saori nakazato
なかざとさおりさんの水彩画
ポストカード(原画)は500円から
お求めいただけます♪

Kaoruの天然石ブレスレット
展示販売しています☆彡

☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚ ☆