Archive for たび・であい

「上昇海流」@ジブリ美術館

ジブリの大ファンという主人の姉を伴って、ものすごく久しぶりにジブリ美術館を訪れました。

わたしたち夫婦にとっては三回目のジブリ美術館。最後に訪れたのは、もう10年近く前のような氣がします。

もう知っている場所だし、義姉の付き添いという感じで何とも氣楽に足を運んだのですが、「動き始めの部屋」に展示されていたひとつのゾートロープに心がくぎ付けになってしまいました。

館内は撮影禁止なので、画像がありません。こちらの記事の後半にこのゾートロープの写真と記事があります。

その手元から飛び立っていく、無数の白い鳥を見送るように顔をあげるロボット兵。

心など宿るはずもないロボットの、生き物と心を通わせているかのようなその姿が、人々の心の琴線に触れる・・・。

多くの場合、見る人にそんな感慨を与えてくれるゾートロープなのだろう。

しかし、わたしにはそんな人ごと(ロボット事?)には思えなかった。

長いあいだ
心を覆っていた鎧が
ふとしたきっかけで
くずれ
剥がれ落ちていく、、、

そんな瞬間に出会ってしまった人の姿と重なってみえたのだ。

鉄の塊でできたロボット兵が、今のわたしたちの心の姿に思えてならなかった。

わたしはそのゾートロープの前で、立ち尽くした。

頑なさが溶け
心の中に
熱いマグマが沸き起こるとき

人は
食べて寝て
生きているだけのものではなく
尊い何ものかであることを
自覚する

それは
透明で温かな確信にみちた力

魂が沸き立ち
「そうなんだ!」と
わたしたちを鼓舞する力だ

しかし
何かに囚われている時
この力は使えない

悩んでも
間違っても

この力を感じられる場所に
戻って来ることができればいい

ロボット兵が
鳥に心を開いたように

わたしたちの心もまた
重たい鎧を脱ぎ捨てて
はばたくのを待っている

一緒に行った義姉はジブリの世界観に大喜び!!!

子供のように無邪気にジブリの世界観を堪能してくれていました。

その世界観をいかに大切にしているか、そしてまた遊びに来てくれるわたしたちゲストのことも同じくらい大切にしている氣持ちが伝わってくるジブリ美術館。この世界とわたしたちに対する深い思いやりを感じられる空間です。

並んではいったカフェ「麦わらぼうし」では、ごちそうスパゲッティ、ポタージュスープをいただきました。有機栽培のお野菜など体に良い材料をふんだんに使っているので、おいしいだけでなく、いただいているとお腹の底からポカポカと力が湧いてきます。

良いものを届けたい!
この世界をより良きものにしたい!

そんなポジティブな力がお料理から伝わってきて、じんわりと癒されました。

デザートには「ふぞろいのいちごのショートケーキ」をいただきました。スポンジが妙においしくて、程よい甘さのやさしいケーキ。

これ、いままで食べたことのあるイチゴショートで一番好きです。

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湯とつながるしあわせと腹へのレイキ

みなさん、こんにちは。

風の城☆かおるです。

30度くらいだと涼しいと感じてしまうような過酷な夏をいかがお過ごしでしょうか?

わたしたちは帰省の旅の帰りに、ちょっと涼しいところに立ち寄ってきました。

箱根は芦之湯温泉のとある温泉旅館。

二階の窓から眺めるこの景色も、わたしたちにはすっかりおなじみ。

青々と苔がしげるこの中庭の緑の美しさに毎度心奪われます。

ここは麓に比べて10度程氣温が低いのでエアコンもいりません。

窓を開け放てば、雨の音ともに流れ込む自然の風。

あーーーー、極楽♪

山ならではの氣の豊かさも相まって、生きた自然の風に命洗われる想いがしました。

お湯は加温も加水もしていない、源泉かけ流し。

このお湯がすっかり氣にいって、もう長くこの宿に通っています。

ここ数年、夏がものすごく暑くなってからは避暑もかねて夏に行くことが多くなりました。

ここに来ると、何度も湯に入ります。

次第に肌がつるつるになり、温泉臭さも沁みついてきます(笑)。

今回は何度入ったかなーーー???

たまたま、最後の湯に入る直前に、布団に横になったまま自分のお腹にレイキをしていました。

特段の不調がなくても、わたしは時々こうして自分の腹の調子をレイキで確認します。

両手の指先でぐっと押して弾力があればOK。もしも堅さを感じたり、押した時に軽く痛みを感じるようならそこにレイキをします。ヒビキが出る程のものではないのですが、短い時間でもすぐに氣の通りがよくなり、押した時の痛みもなくなります。体の変わり目などの時には、軽く冷えを感じることもありますが、今では、それもすぐに抜けていくようになりました。

根深い冷えがあったり、何か慢性の症状を抱えている状態だと、こうした反応の良さはありません。反応(ヒビキ)が出るのに時間がかかったり、元氣よくヒビキがでてもそれが抜けていくのに時間がかかります。

腹の状態は頭や手足の先まで全身への氣の巡りに大きく影響するので、特に不調がなくてもレイキで確認して、氣のとおりを良くしておくのはお勧めです。特に、最近の夏は命にとって過酷ですので、知らず知らずのうちに氣の歪みが蓄積されやすいですからまめに調子を見てあげましょう。

湯に入ると、今回の滞在でそれまで何度も湯にはいってきたのとは違う心地よさにわたしは包まれました。

はて?
これはいったいどうしたことだろう???
感じることしばし。
思い当たることがありました。

直前のレイキで氣の巡りがよくなったおかげで、湯との一体感がそれまで以上に高まっていたのでした。

自分の中にも、湯の中にも同じものがあって、その同じものが一緒になって響きあっている・・・。

ひとつだと感じられる時、ひとは安心し幸せを感じる。

わたしは湯とつながることで、そうした幸せに包まれていたのでした。

 

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再訪!クレマチスの丘~芝生い茂るしあわせな時間~

みなさん、こんにちは^^。

やっと秋らしい日々が訪れるようになりましたね。

みなさんは、どんな秋をお楽しみですか?

わたしは、先日、クレマチスの丘を再訪しました。

春に訪れた際、と~っても氣持ちの良いところだったので、「また行こう!」と。

川崎から車で、高速を使っても2時もかからずに行ける気軽なドライブコースです。

夏を終えて、秋のお花もいろいろあるかな?と期待していたのですが、クレマチスはもう終わったあと。初夏のお花なんですね~。それでも頑張って咲いていた貴重な一輪。

もうだいぶ長く咲いているようですね。それまだ、とてもきれいな紫です。

クレマチスの丘といえば、ヴァンジ彫刻庭園美術館

ここのすばらしさは、すでに第一回目の訪問時にこちらのブログでもお伝え済ですが・・・。

や~っぱり氣もちがいい!!!

とりわけ今の季節は、庭園内に広がる青々とした芝生が、この季節のしあわせな時間を支配しているようでした。

冒頭の写真は、美術館をはいってすぐの風景です。

青々と茂るふわっふわの芝生!

夏にくらべれば芝がだいぶ長めに保たれていて、歩けばふかふか、寝転んでもいたくない。

まさに緑の絨毯です。

寝転んでご機嫌なKaoruさん♪

ほら、手も脚も芝生に埋もれてるでしょ、笑!

お花の少ない季節だからこそ。

この芝生の魅力が引き立ちますね~。

こんなに元気でフサフサな芝生の上を歩いたのは、生まれて初めてかもしれません。

お花の少ない季節でも、お客様に楽しんでほしいというスタッフのみなさんの氣持ちが込められているのかもしれませんね。

庭園内のスイレンに夢中になっているKaoruさん♪

このローアングルでせまるのが楽しくって。

こんな格好をしても、背中がぜんぜんごつごつしなくて、本当に柔らかかった!!!

時を忘れましたね。

この庭園の中には、緑生い茂るバーゴラの中でハーブティを楽しめる素敵な空間があります。

ここでアフタヌーンティをするために、ランチでのデザートは我慢しましたよ。

こちらのアーチをくぐっていくと。(春ならバラのアーチですね!)

こんなにかわいらしいカウンターがお出迎え。

ここでハーブティをオーダーします。

奥のキッチンからは、クッキーを焼くい~い匂いが漂ってきます。

二人でひとつのアフタヌーンティセット。

メニューには「クリームティ」の名で紹介されていて、よくわからずに注文したところ、こんなにかわいらしいお菓子もついてきました!

ハーブティは一人ずつ好きなものを選べます。

わたしは、エキナセア。主人は、カモミール(それしかわからなかったらしい^^;)を。

小さなお花が、ここにもそれぞれ添えられているのが嬉しいですね^^。

何度でも訪れたいこの庭園。

次回は、初夏の、平日の朝一に来てみたいですね。

いや、その前に冬も味わっておこうかな^^。

今回は庭園を訪れる前に、クレマチスの丘のもうひとつのエリアにも足を延ばしました。

ゆっさゆっさ。

吊り橋を渡って、山道を歩いて・・・。

訪れたのはビュフェ美術館

入り口にあった、ビュフェの彫刻。

うーん・・・・。

好みではないかなぁ。(ビュフェさん、ファンの方ごめんなさい<(_ _)>)

しかし、このビュフェ美術館には、とある銀行家がビュフェの才能にほれ込んでその絵画をた~くさん集めて展示されているのだ。

この銀行家の心、ビュフェの心が分かるにはとうてい至らないわたしなのだが・・・。

最近は、自分の好みではない作品でも見てみようという氣持ちが湧くようになった。

「どうしてこういうものが生まれてくるのかな?」

「その心は何をみているのかな?」

自分の中に、好き嫌いを越えて、ちょっぴり大人な視点が育まれつつあるのかなぁ、と嬉しかったりもして。

実は、先日、上野で開催されるというフェルメールの美術展の新聞広告が入って来た時。

新聞の紙面をいっぱいに使って掲載されたフェルメールの作品をいくつか見ているうち、作家の視線とか息づかいがとてもリアルに感じられてちょっと驚いた。

そんな体験があったものだから、じゃぁビュフェはどうかな?どんな風に感じるのかな・・・。とほんの少しの期待があったのですが。

見事に玉砕でありました。

まだまだ修行がたりません。

こちらはランチでいただいた「くろむつの煮つけ」。

この日の、「日替わりメニュー」でした。

「今日はくろむつの煮つけです」と言われた時に、ぴぴぴ~ん!と来ました。

まさか姿煮だとは思わなかったので驚いたのですが・・・。

身はほろほろでやわらか。

内臓も抜いてあって、お魚を丸ごと食べるのが苦手なわたしでも、難なくいただくことができました。

こんにやわらかい煮つけ、初めて食べたよ~TT。

「おいしい!」が止まらない感動のひと品でした。

きっとお魚も新鮮で、煮方も絶妙だったのでしょうね。

まさにプロのお仕事。

あんまりおいしくて、カレーを食べ終わった主人のスプーンを借りて、煮汁までいただいてしまいました。

日本料理tessenの一階にある「器茶房KEYAKI」での至福のランチタイムでした。

最後にひとこと。

このお店に入った瞬間、ほのかに香るお香を感じた時。

ああ、大切にされているんだな、と心が震えました。

おもてなしの心って、こんな風に伝わっていくんだなと実感した瞬間でもありました。

ここまでお読みいただいた方。

ありがとうございました!

小さな感動が山のようにあったすばらしい一日でした\(^o^)/。

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忍野八海~湧き水の癒しの力~

こんにちは^^。

風の城☆かおるです。

今日は朝から氣持ちのよいお天氣!

心地の良い光と風のなか、洗濯ものを干したり、表を掃いたり、窓を開け放って掃除をしたり・・・。

おだやかな自然の側面を存分に体感しつつ過ごす日常のしあわせが、わたしの中いっぱいに広がります。

冒頭の写真は、9月の半ばに訪れた河口湖の近くにある「ほうとう不動」河口湖北本店の駐車場から見えた風景。

一面に、日を受けて輝く稲穂がまぶしかった!!!

「ほうとう不動」のほうとうはお野菜しか入っていないので、お肉が苦手なわたしも安心していただけます。ただ、量が多くて・・・。今回も食べきれませんでした。

お腹はペコペコだったんですけれどね。

でも、天井が高く大きな民芸調の作りはとても開放感があってリラックスするので、また行きたい、ほうとう屋さんです。

ほうとう屋さんの後は、山梨宝石博物館に立ち寄り小さなクラスターを二つ購入。

その足で忍野八海へ!

※「忍野八海」とは、富士山の伏流水に水源を発する湧水池のことです。

わたしたちは二度目ですが、今回は、妹家族、上京していた両親も一緒のドライブ。

こちらは、忍野八海を代表する「湧池」。

この頃には、かなり雲が増えてしまっていたのですが、クリアなお水の雰囲氣が伝わるかな???

中の水草もこんなにキレイに見えるの!(水草が映るように、かなりとばし気味に撮影しています。)

魚もと~っても氣もちよさそうに泳いでいたよ。(こちらはお土産屋さんが併設された人工池だそうですが、もちろん中身は湧水!)

あんまり水がキレイだから。

あんまりにも、池の傍らにいるのが楽しくて。

いつしか家族とはなれてしまったわたし。

まー。そのうち会えるかな、と、買ったばかりの小さなクラスターのために、人目につかずに石を水に浸せる場所を探し始めました。

ちょうど、川の浅瀬のようになったところを見つけて、石を流れの中に置かせていただくことしばし・・・。

水は手をずっとつけていることは難しいくらい冷たくて。

そろそろ、と取り出した石もキリリっと冷えて。

清涼感が増し荘厳感ただよう雰囲氣に。

わー、これはすごい。お客さんも喜ぶなぁ、とうれしくなりました。

一つはお客様に頼まれていたもので、もう一つはブレスレットを展示販売しているリリオスボックスの中に置きたいなぁ、と。

この日は、八つある池のうち、湧池と濁池を見て、あとは池の傍らの休憩所で一休み。

みんなはソフトクリームをおいしそうに食べていたけれど、わたしはお昼のほうとうでまだお腹が空かなくて。残念!

でも、満ち満ちる水のエネルギーがと~~~っても氣持ちがよくて!!!

それだけで大大満足!!!

今や、観光名所としてすっかり有名になり、以前訪れた時よりも本当に人が多かった!!!

こういうネルギーに満ち溢れていたら、いさかいや喧嘩は起こらないんじゃないかなぁ。

そんな和やかな氣持ちで、人、人、人であふれる池の周りを眺めていられたのも、ここにあふれる水のエネルギーのおかげでしょうね。

帰り道。

自然が自然でなくなっていってしまう、有名となってしまった観光地ならではの悲しさを想いつつ(もちろん、自分も観光客としてそこを訪れる一人なのである!)。

その場所を離れてもなお、やさしいまぁるい粒のエネルギーがわたしの中に湧出しているの感じ、まだ、泉の力は「ここ」に生きているんだなぁ、と実感しました。

そして、そのやさしさ、やわらかさに、本当にしみじみとしてしまったのでした。

みなさんも、この秋のドライブにいかがでしょうか?

あふれる人、人、人、にだまされないで、水のエネルギーキャッチしてきてね\(^o^)/

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「祝福の水路」

義父が、ひしゃくで一杯ずつ、墓石のてっぺんから水をかける。

それを見ていた甥っ子がいった。

「氣もちよさそうやな・・・。」

「仏さんはお水が好きなんやで。」

義姉が続いた。

人というのは、こうして形(見えるもの)を通じて心を通わせていくんだな。

甥っ子と義姉の会話をきっかけに、深いところに眠っていた愛が花開いたように、わたしの心が震えた。

一瞬にして、この「墓参り」が、わたしにとって「祝福」となった瞬間でもあった。

義両親と主人。そして、甥っ子二人と義姉、義兄と。

この夏はタイミングよく、そして、はじめて主人の姉家族とも一緒の墓参りとなった。

墓参りという形の奥にある人々の心。

見えるものの影に、その心を見る時、人は愛を取り戻す。

そして、すっかり形だけになってしまっていたものに命を吹き込むことができる。

そんな感慨がわたしを満たした。

午後は、一人で映画に出かけた。

大阪の十三という駅の近くにある小さな映画館。

そこでエドガーケーシーの「リーディング」が上映されると知り、思い切って足を運んだ。

初めて降りる駅。初めて歩く街。

独りならではの氣楽さも、この新鮮な感動に拍車をかける。

映画は、主に、ケーシーのリーディングによってもたらされた療法を取り入れて難病を治癒した人々、医師や、心理療法士、カウンセラー、催眠療法士などのインタビューと再現ドラマからなるドキュメンタリー。

ケーシーのはじめてのリーディングが、自分自身の病気(声が出ない)の解決のためだったこと。

彼がリーディングに導かれたのには、人の役に立ちたい(特に病気のこどもたちを救ってあげたい)という純粋な想いがあったこと。

彼のリーディングに過去性に起因する情報がもたらされるようになった時、クリスチャンとしてはとうてい受け入れられることはできない、という深い葛藤があったこと。

こうしたエピソードは初めて知るものばかりで、再現ドラマにはとても引き込まれました。

映画の中では、心に響く数々の言葉があったのですが、わたしの記憶の中にしっかりと定着し、明確に持ち帰ることができたのはこのふたつ。

「祝福の水路となりなさい。」

「カルマとは記憶である。」

自分がどんな記憶(過去)とイメージ(未来)をもって生きるかが、この時代を生き抜く鍵になる。

苦しい記憶は許しと理解で手放して、自分や周りを豊かにするイメージをもって生きる。

そうなれば、地球や宇宙にもその波動は伝わっていく。

わたしたちひとりひとりが、自分自身に本氣で取り組むことが、この世界を救うことになる。

人間にはそういう力があるのだ!!!

わたしの中にもあるそんな希望を、増幅させてくれるような映画でした。

写真は、この夏に訪れたポーラ美術館の遊歩道。

箱根に出かけた際にはぜひお立ち寄りください。

とっても氣持ちの良いところですよ^^。

 

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暑中見舞い☆心潤う自然音

みなさん、こんにちは^^。
風の城☆かおるです。

心の底から、暑中お見舞い申し上げます。

もはや災害とまで言われる記録的な猛暑が続いておりますが、みなさんはお元氣でお過ごしですか?

今日はささやかながら、氣分だけでも涼しくなるような素敵な音色をご紹介させていただきます。

ふとした折にであった水の音。

不思議なほどの心地よさに包まれます。

猛暑の熱で、すっかり干上がってしまった心の泉に潤いが湧いてくるようなみずみずしさを感じます。

暑さに辟易している心の奥底も、この水の音色に癒されてふうわりと緩んできます。

ホーリー・ウォーター/聖なる水

六月でしたか。

箱根の天山湯治郷を訪れた際、売店でBGMとして流れていました。

そのささやかな音色の氣持ちよさに心惹かれて店内を見回してみると、音源となっていた小さなラジカセのとなりに数枚積んであったのがこの作品でした。

アーティストは、フィールドレコーディングの第一人者と言われる中田悟さんでした。

風の城のお客様にも好評で、先日は、その場でAmazonで購入された方も!

自己ヒーリングやリラックスタイムに、おすすめの作品です。

中田さんの他の作品も欲しいなと思ってジャケ買いしたのがこちら。

Watershed いつかどこかの宇宙の海で

なんとも美しい、海を想わせる曲線美のイラスト。

届いてよく見てみたら龍でした。

パッケージを開くと、そこには「ありがとう!中田さん」と題された意味深なメッセージが。

中田さんが、今はもうこの星にはいないことを知りました。

先にご紹介した作品が「せせらぎ」なら、こちらは波の音。

裸足で海辺にたたずんでいるような感触を覚えます。虫の声も入っていますよ。

こんなに氣もちのよい音を残してくれた中田さん。

どんな方だったのかな、と調べていたら興味深い記事をみつけました。

自然音録音の第一人者、中田悟さん追悼企画「世界自然“音”遺産」から一部をご紹介させていただきますね。

録音する場所っていうのは、「陰」と「陽」のバランスがいいというか、そこにいてすごく気持ちのいい場所を選びますね。

観光地的にインパクトはないんですけど、『ここいいねぇ』っていう。とにかくそこにいて楽なんですよ。そこにいて気持ちいいときは、録音した音も気持ちいいんですよ。タイミングにもよるんですけど、屋久島の中でもすごくいいせせらぎと、鳥の声が朝もやの中で聞こえてきて、その状態のときは景色と音が全部いいんですよ。自分はその中に入りきって、いなくなっている状態で録音しますね。

人となりやこだわりを感じられて、胸がじ~んとします。

記事では中田さんのその他の作品も紹介されていますよ。

冒頭の写真は、中田さんとわたしを引き合わせてくれた天山湯治故郷の入り口です。

中は撮影禁止。

お客さまが脱いだ、館内移動用のた~くさんのスリッパはいつでもぴしーーーー!っといつの間にか揃えられている。

運営者の精神性を感じられる氣もちの良い場所でした。

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