Archive for たび・であい

ジョグジャカルタの王宮のガムラン

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コピルアクコーヒーのほろ苦い思い出も、どこへやら・・・。

ついにやってまいりました、ジョグジャカルタの王宮です。

ここには、今でも王族の方が住んでいますが、観光用に一般公開されています。

帽子もご法度。日傘もダメです。

暑い日差しをじりじりと感じながら王宮の門をくぐります。

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中庭では、さっそくガムランが演奏されているのを発見!

バリ島のガムランとはまた違った趣です。

春に浜松の楽器博物館で見たガムランセットはまさにこんな感じでした。

ここで演奏している人たちは、王宮の家来(ガイドさんの表現によると)で、報酬は高くはないそうですが、みなさんとても誇りをもって仕事をしているとのことでした。

お勤めは、12時までで、それ以後は生活のために別の仕事をみなさんしているそうです。

ここでのガムラン演奏は、生歌付き。歌の雰囲気は、日本の民謡に似ていました。

「インドネシアには、ガムランを聴きに来たんです」とガイドさんにも伝えてあったので、少しの間ガムランを聞かせてもらいました。

スマホをもっていないわたしたちのために、ガイドさんがご自分のスマホで動画を撮影してくれたのですが、ちゃっかりデータをもらってくるのを忘れました~。

日本語も堪能で何かと親切なガイドさんです。

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王宮の中庭です。

色鮮やかなステンドグラス風の飾りがうつくしい東屋です。

 

 

 

 

 

 

 

おお!

日本風の焼き物が・・・。

いや、中国のものかもしれませんね。

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こちらは、王宮のそばにあった大きな樹。

こかげはいつだってこうして、地元のみなさまに大人気!

残念ながら、わたしたちには木陰で一服している暇はありません。

ここでも、うっかり、ガイドさんやhshimaと離れてぼけっとしていると、すぐにお土産物屋さんがアピールしてきます。

もちろん、No Thank you!と潜り抜け・・・。

意志をはっきり表示する、って気持ちがいいですね。はっきり言えば、しつこくされることもないし、お互いサバサバしたもんです。

この旅では、本当にお世話になった「No Thank you!」。

この言葉には、日本語にはない快感がありますね。

ジャコウネコのコーヒー

c2ボロブドゥール遺跡公園で、エレファントライドを楽しんだ後は、ジョグジャカルタの王宮へと移動します。

「コーヒーでもいかがですか?」

車窓からの景色を楽しんでいると、ガイドさんからこんな提案が。

マノハラホテルのおいしい朝食でまだおなかがいっぱいだったので、コーヒーはいらない、と答えたのですが、この近所で、コピルアクというジャコウネコのコーヒーが味わえますよ、とガイドさんが力説するので、話のタネに寄っていくことにしました。

コピルアクとは、ジャコウネコの糞から未消化のコーヒー豆を取り出したものです。コーヒーの果肉は栄養になるのですが、その種(コーヒー豆)は未消化のまま糞とともに排泄されるのだそう。

c1お店の前には、乾燥中の「糞」がたくさん干してありました。

ガイドさんはそれを手に取ると、「これをきれいに洗浄して、皮をとったものがコーヒー豆になるんですよ。」と説明してくれました。

かなり乾燥がすすんでいるので、全然くさくありません。

お土産物やさんで「コピルアク」として売っているコーヒー豆が安いのは、純度が低いから。100パーセントコピルアクなら100グラム4000円~5000円くらいしますよ。と、ガイドさん。

まぁ、この時点では買う気もなかったので、そうなんだ~、と軽く聞き流していました。

c3お店にはいったところです。

すでに、奥の方へと案内されている、hshima。

店を通り抜けると、中庭があって、そこに野生のジャコウネコが観光用に飼われていました。

夜行性なので、昼間は元気がありません。

こうして、ジャコウネコを飼って、餌としてコーヒーの実を与えても、元気がなくなって全然だめなんだって。

今でも、コピルアクは野生のジャコウネコの糞を職人さんたちが拾ってきてつくられるのだそうです。

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日傘の下の小さな小屋で寝そべるジャコウネコです。

hshimaが、この一枚をとった直後に、くるりと背中を向けられてしまいました。

ジャコウネコといっても、お顔はタヌキっぽいんですよね。

 

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再びお店の中です。

涼しそうな作りの天井です。

壁には、コピルアクの値段らしきものが書かれていますが、言葉がわからないので、いまいちピンときません。

言葉がわからないと、情報量って激減!

お店の人の説明では、コピルアクが豆、粉ともに10万ルピア(日本円で1000円弱)、ということだったので、おみやげに一つずつ購入することにしました。

もちろん事前に、小さいカップで味見もさせてくれましたが、ぬるかったし粉っぽくて、コピルアクの魅力がわたしにはよくわからなかった。けど、まぁ、めずらしいし、そんなに高くないからいいかな、と。

しかし、この後、いざお会計となり、カードを切ったら、

なんと、「40万ルピア×2」の請求が!!!

「あれ、ひとつ10万ルピアじゃなかった?」とわたしたち。

ふたりとも確かに「10万ルピア」と聞いたから、それならおみやげに豆と粉、それぞれひとつずつ買っていってもいいなじゃいか、となったのである。

あれ?だまされたかな???

と少しドキドキしたけれど。

ガイドさんからは、豆の相場は40万~50万ルピアと聞いていたのだし、きっとお店の人の日本語が上手でなくて10万ルピアと聞こえてしまったのだろう、と理解することにしたわたしたちだった。

がんばれば、カードの支払いを取り消してもらうこともできただろうけれど、それではガイドさんの顔をつぶすことにもなっちゃうだろうし・・・。

それに、これもまたよいみやげ話である。

c8ちなみに、この高くついたコピルアクのうちのひとつは、いつもお世話になっている妹のところへ。

先日、他のお土産も持っていきついでに、ちゃっかり飲ませてもらいました。

なんとも濃厚でずっしりした味わい。さすがは、ジャコウネコの体を通しているだけあって、ものすごい濃密なエネルギーを感じました。

これは、エクスプレッソみたいに小さいカップで味わうのがちょうどいいのかもしれません。

まぁ、好みがわかれるところですね。

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コピルアクのお店から出た後の、車窓からの街並みです。

少しもやもやしながらも、「ま、いっかー」と気分を切り替えた瞬間でもありました~、笑!

爽快!エレファントライド!!!

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いつの頃からか、一度は像の背中に乗ってみたいなぁ、と思っていました。

ボロブドゥールのサンライズツアーを終えて、食事をとった後、
「もう一度ボロブドゥールを見に行ってもいいし、象にも乗れますよ^^」というガイドさん。

「象に乗りたい!」と、わたし。
「ルピア(インドネシアの通貨)がないよ」というhshima。

バリの空港で5000円をルピアに両替したけれど、すでにチップの支払いに使っているし、エレファントライド(二人分)には、あと450万(およそ4500円弱)ルピア必要。

そもそも足りない!

するとガイドさんが、「わたしが持っているルピアをお貸しますよ。」と。

すると、はじめはあんまり乗り気に見えなかったhshimaが「お願いします!」と。

朝食後、ガイドさんと待ち合わせたマノハラホテルのエントランスから、像に乗る場所までは、ガイドさんの車で数分。

「エレファントライドは準備をするところから見ると面白いんですよ」と、ガイドさん。

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うん、たしかに。

写真は、籐でできた椅子を乗せているところです。

一応、シートベルトまでついています。

昔は、二人乗りだったそうですが、今は、一人乗りに変わったそうです。

象使いも入れて3人となると像も気の毒ですものね・・・。

象って思っていたよりすべてのパーツが大きい!!!

目だってこんなに大きいの。

まつ毛がかわゆい。

この雄象はと~っても大きいです。

「象は甘いものが好きなので、もし飴とか持っていたらあげると喜びますよ。」とガイドさん。

おお!たしか、機内サービスでもらった飴があったゾ・・・。とワクワクしてポケットを探ったら・・・。

残念!

食べちゃった後でした。

仕方がないので、あたりに転がっていたニンジンをあげます。

鼻先で上手につかんで、口に入れるんですね~。

リアルな鼻先にたじろぎつつも、器用な鼻使いに興味深々!

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象の乗り場です。

階段状になっていて、その象にあった高さのところから乗れるようになっています。

ちょうど、わたしが乗る象がやってくるところです。

 

こちらは、hshimaが乗った象。

大きいですね~。

もちろん、階段の一番高いところから乗っていました。

いいなぁ。

わたしも、こっちの象にも乗りたかったなぁ。

もちろん、わたしを乗せてくれた象のお嬢さんもかわいかったですよ。

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象にのってボロブドゥールのある公園を一周できます。

ほら、ボロブドゥールがあんなにちいさく見えますね!

途中から、hshimaの一眼を受け取って、写真をとってくれたスタッフさん。

わたしたちの象に途中で餌をあたえたり、大きな木の枝を差し出したり、象の世話もしつつ、た~くさんの写真をとってくれました。

しかーし。

これは、ひょっとして、後から高額なチップを請求されるのでは・・・。と一瞬、不穏な妄想が頭をよぎりましたが、そんなことはありませんでした。(疑ってしまってごめんなさい!)

それに、なにしろルピアを全額はらってしまったわたしたちに、チップをあげる手持ちなんてなかったのですから!

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公園中をこんな風に練り歩くので、むちゃくちゃ目立ちます。

地元の人やたくさんの観光客に注目されましたよ。

途中、公園内の敷地に、トタン板で作られたほったて小屋のようなものを発見しました。表にはごみ袋がぶら下がっていたり、洗濯物が干されていました。どなたかが勝手にすみついているんでしょうか・・・。

象の乗り心地は、思ったよりダイナミックでした。

体が大きいので、動く時はその揺れも大きいんですね。
もう、その揺れ、そのものがアトラクションでした。

特に下りは、一歩足が踏み出されるごとに、がくんと前に落ちる衝撃が体に来ますね。

それなのに、象使いの男性は、素足の両足で象の首根っこを挟んで、上手に乗りこなすんですよね。

上の写真でも、おふたりとも、両手はフリーです。

ちょうど出発する時に、足の裏で象の耳の裏あたりを「よしよしよし」っていう感じでさすっているのを見ることができました。

動物と上手にコミュニケーションを図る人たちって、尊敬しちゃいます。

まさかボロブドゥールで象に乗れるとは思ってもいませんでしたが・・・。

希望というものは、持ち続けるもんですね^^。

 

マノハラホテルでの朝食と便利な「NO THANK YOU!」

13-113-3(前記事から続きます)
さて、帰りは、入ってきた時とは違うルートを通って、公園内のホテルに朝食をとりに向かいます。

行きは、まだ薄暗い中、整備された公園を通ってきましたが、今度は、背の高い樹々が立ち並ぶ林道を抜けていきます。

さらに下っていきます。

ガイドさんとなかよく並んで歩くhshima。

わたしは、時々、こうして、一人離れて景色を楽しみながら気ままについていきます。というか、あちらこちらに見とれていると、いつしか置いてかれている、というのが本当のところ、笑!

「○○くん(わたしの呼び名)、ちゃんとガイドさんの話聞いてあげなよ。」と、hshimaに言われる始末。

いえいえ、大事な時にはちゃんと聞いてますってば^^;。

左手に見える手すりのある階段を下りたところが、遺跡の出口です。

そこでは、こうして出てくる観光客を目当てに物売りのお兄ちゃんたちが待ち構えていました。

ボロブドゥール遺跡の写真や、民芸品など、思い思いの品を手に、アピールしてきます。互いのすみ分けの為か、品物は一人一種類。それをいくつか手にしていました。

こんな時には、もちろん便利な

「NO THANK YOU!!!」

はっきりと、大きな声で、笑顔で断ります。

この言葉のすばらしいのは、NO!とはっきりことわった後、心をこめて「THANK YOU」といえるところ。

はっきりと意思表示して感謝まで伝えられる便利なこの言葉のすばらしさを実感した、今回の旅でした。

ふりかえればボロブドゥールがこんなに小さく・・・。

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さて、いよいよ朝食は、遺跡公園の中にあるマノハラホテルでいただきます。

ツアーに申し込んでしまった後に、遺跡公園の中にホテルがあると知って、せっかくならそこにとまりたかったな~、と思っていたところだったので、これは、とってもうれしいサプライズ~!

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このオープンエアな空間。

南国ならではですね!!!

ゆたかな緑、咲き乱れる花々を眺め、鳥の声を聞きながらおいしい食事に舌鼓。

あっさりとして軽やかな味わいはどれもわたし好み。

観光客向けなのかもしれないけれど、日本でいただくアジアン料理よりもおいしいです!13-6

ビュッフェスタイルなので、好きなものを自分で盛っていただきます。

やけに大きいあちらのキュウリ!

ナシゴレンは麺も入ったそばめし風。

奥に見えるのは、デミグラス風のソースをかけた鶏肉。これも美味!ジャワ島はイスラムの人たちが多いので、豚肉が出てこないのはわたしにとっては安心です。ソーセージなんかも鶏肉です。13-7

これは、バナナを衣に包んで揚げたもの。

昔、ベトナム料理のお店で食べたことがあるけれど、それよりもずっとおいしかった!

トッピングのチーズの塩気がバナナの甘さを引き立てます。

こちらは緑のスープ。

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お好みでいろんな薬味を入れられます。

パクチー大好きなわたしは、パクチーをチョイス。

独特のスパイスがいい味なんだけれど、そのスパイスの名前がわからない。

日本でもこんな味食べたいな~。

ものすごく豪華な薬味の数々。

左手に見えるツボの中かからスープをよそいます。

「SOTO AYAM」とは、鶏肉のスープという意味なんですね。

風光明媚な景色と、自然の風といただく食事は、また格別です。

空腹の他に特別な調味料があるとすれば、それは、「外でたべること」じゃないでしょうか!?

13-8至福の朝食を味わっていると、ふと、わたしの足元にやってきた一匹の子猫と目があいました。

まるで古代エジプトの猫の彫像のようにスリムで美しい子猫です。

ずっとこちらを観てるので、コミュニケーションしようと思って、手を差し出したら、さらに近寄ってきて、わたしの椅子の下にはいって座り込んでしまいました。

はて?

元来、動物に好かれる質でもないので、不思議なものだな、と思いながら、猫との邂逅を心密に楽しんでいたのもつかの間。

「猫だーーー!!!」

という、歓喜の叫び声とともに、小さなギャング(同じく食事をしていた日本人観光客のお子様)が、わたしの椅子の下をのぞきこむと、子猫は逃げていってしまいました。

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お食事処から見える風景です。

美しくととのえられた芝生に、南国の花々が色どりを添えます。

 

 

 

 

 

 

こちらはロビーへと向かう途中にみかけた中庭です。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらがロビー。

右手に見えるのは、iPadを手にするhshima。

ガイドさんともここで待ち合わせます。

ロビーの入り口にあった石像。

よく見るとガネーシャなのかな。

お供え物がされています。

 

さて、この後は、ずっと体験してみたいな~、と思っていた初めてのアクティビティに挑戦しますよ!

ボロブドゥールでサンライズ!~至福の天上界~

はじめてのバリ旅行。

二日目の記録です。

バリ王の現地ガイドさんと、ホテルのロビーで待ち合わせたのが朝の3時50分。

ボロブドゥールにいった後は、プラバナン寺院にも立ち寄るツアーなので、チェックアウトも済ませます。

ボロブドゥールのある公園についbo1たのが、朝の5時ころ。

駐車場には、すでにたくさんの車が!!!

わたしたちと同じように、ボロブドゥールのサンライズツアーにやってきた人たちでした。

公園のホテルのエントランスに集合した後、まだ薄暗いので懐中電灯を貸してもらって、ボロブドゥールの頂上をめざします。

この頃から、この島の独特の香りに気が付きました。

遺跡に向かう途中、整備されたホテルの中庭を通る時、

「香ばしい匂いがしますが、何の香りですか?」

とガイドさんに尋ねると、「部屋の汚水じゃないですか?」と、何とも残念な回答が(笑)。

いやいや、汚水を連想するような香りじゃないんですけどね・・・。

現地の人にはわからないのかもしれません。

実は、このホテルのお手洗いにも、その後おとずれたプラバナン遺跡のお手洗いにも、手洗い場の下の奥まったところに、同じようなアロマらしきものが焚かれていたので、それが香りの正体か、と一時は思ったりもしたのでした。

しかし、帰りのジョグジャカルタの空港でも同じ香りに気がついたので、きっとこの島の香りなんだなと思いました。

同じインドネシアでも、お隣のバリ島ではその香りはしませんでした。

ちなみに、日本の空港に降り立つと醤油の香りがするらしい、という情報もあるようです・・・。日本人のわたしには、わからないですが。

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さて、この時点で5時15分を回っています。

日の出は5時30分くらいということなので、急いで遺跡の階段をのぼります。

階段の人込みをかき分け、先に、先に進みます。

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振り返れば、こんな風景が。

なんとも荘厳です!!!

ようやく、頂上のフロアにやってくると、すでに東の空が赤くなりはじめ、いよいよ太陽が顔を出さんばかりに・・・。

まつことしばし。

ついに!!!

ボロブドゥールから眺めるサンライズ!!!

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ガイドさんによると、今年のジャワ島は2週間も早く雨季にはいってしまったとか。

ここ10日ほどの中では一番美しい日の出だったそう。

なんともラッキー。 iseki11

すっかり明るくなってからも引き続き遺跡を堪能します。

なにしろ観光客がたくさん!

人が写りこまないエリアをさがすのもちょっと大変です。

上位の円形壇三層と、下部の方形壇五層からなるボロブドゥール(最下部に1辺123メートルの基壇があります)。上位の円形壇(天上界)に対して、下部の方形壇は人間界を現わします。

上部三層の円形壇を見上げます。

よく見ると、手前のストゥーパの穴はひし形ですが、最上層のストゥーパの穴は「正方形」です。

これはもっとも安定した形で、人間の精神状態のいちばんよい状態を現わしているんですって!

対して、下のストゥーパの窓の「ひし形」は、どちらかに傾くと、闇におちてしまうという不安定さを暗示しているのだそうです。

iseki9天上界といえど、ひし型のストゥーパのある層は、まだまだ不安定な世界なんですね~。

美しい仏像です。

ストゥーパがたくさんある中に、突如として現れたこの像は、本来はストゥーパの中にあるものです。

今は、見学用にストゥーパがはずされているのだそう。

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こちらは・・・。

ちゃっかり天上界に居座っております、わたくしめであります、笑!

いや、まじめな話。

ここ、ボロブドゥールにいると、不思議と気持ちが安らぐんですね。

大いなる安らぎの中、内なる喜びが自然と花開き、愛、喜び、感謝といったポジティブな感情が増幅され、内なる本質が大いに活性化されます。

至福、ですね・・・。

実は、ボロブドゥールに行くと決めてから、何気なくこの遺跡の写真を目にすると、かなりの吸引力を感じていました。

今思えば、行く前からこの地が発するエネルギーに反応していたのでしょうね。わたし個人の意志としては、一度も行きたいと願ったことはなかったのですが、ここにたどりつく流れだったのだなと思いました。

iseki5iseki17iseki14iseki13さて、天上界から下っていきますよ。

ここが、方形壇の一番上になりますね。

左手に円形壇のストゥーパが見えます。

閊えることがない滑らかな曲線美を特徴とする円形壇(天上界)に対して、争いやいさかいの絶えない人間界(方形壇)は、ゴツゴツとしています。

いやはや、いつでも天上界とともにあれるよう、日々精進したいものです!

 

 

階段を下りていく時の景色。

方形壇を下る階段の頭上です。

よく石が落ちてこないもんだな~、と上の石組みにも興味深々。

 

 

曲線美が美しい後ろ姿。

方形壇の回廊の外側の塀の上に鎮座している仏像です。

眼前には、公園の緑が広がります。

 

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方形壇の回廊の壁には、さまざまなレリーフが刻まれています。

ガイドさんが、お釈迦様が天上界から地上に生まれるまでのお話のところを説明してくれました。

レリーフの部分の色がやけに明るい(黄色い)のは、その昔、西洋の人たちが遺跡の写真を撮るのに本来の石の色だと美しくとれないので、ペンキで色を塗ったんじゃないか・・・という、驚愕のお話も!iseki15

 

こちらが、本来の色。

下部の回廊はこうしたレリーフで埋め尽くされていて圧倒されます。

 

 

 

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こちらは、うつくしい人。

こういう女性的な曲線美にはあこがれます^^。

 

 

 

 

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ようやく下まで降りてきましたよ。

こちらは、狛犬のような彫像。

なんだか表情がユニークで。

こうした彫像も遺跡の各所にあるのですが、中には、ただかたどっただけでなんの彫刻もほどこされていないのっぺらぼうなものもありました。

ガイドさんいはく、作りかけ、だそうです、笑!

 

遺跡の全景をバックにごきけんのわたしたち。

ガイドさんが撮ってくれました^^。

下部が方形であることもわかりますね。

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近くでこんなものを見つけました。

アーモンドの実です。

石か何かで外の殻を砕いて中の実を取り出すのだそう。

クルミみたいなもんですかね~。

こちらが、そのアーモンドの樹。

大きいですね~。

amond2さすがは赤道直下。

よく見かけたガジュマルもと~~~っても大きかったです。

この後は、いよいよ公園のホテルで朝食ですよ。

おたのしみに~♪♪♪

 

 

ガルーダインドネシア航空@はじめてのバリ旅行

ba1はじめてのバリ旅行。

本場のガムランを聴きたい!というのがきっかけではじまった今回の旅。

足を延ばして、お隣のジャワ島にあるボルブドゥールまで足を延ばすことに。

バリ島から飛行機でほんの一時間ほどで世界遺産に行けると知って、「これはぜひとも行こう!」とhshimaが即決したのでした。

雨季に入る10月はオフシーズンといういうことも手伝って、ボルブドゥールにも行って、バリ島の至高のリゾートヴィラに泊まってもなんと予算内に収まるウルトラC!

朝、成田を立って、バリ島についたら、その足で国内線に乗り換えてジャワ島へ行くというプランとなりました。

なんせ海外旅行は12年以上も前にハワイに行ったきり。

はじめてのアジアで、はじめての空港で、 「国内線への乗り継ぎは大丈夫なんでしょうか?」

とバリ王(今回お世話になった旅行代理店)のカウンターのお姉さんに尋ねるも 「大丈夫!すぐわかります!」とにっこり。

すっかり安心しきって、乗り換えのことも忘れて、ひさしぶりの国際線の機内ではしゃぐわたしたち。

まずは、足首まであるスカートの膝上まで深くはいたスリットが美しいガルーダインドネシア航空の女性の客室乗務員の制服にうっとり。(そのうつくしき制服、↑でお楽しみください。さすがに靴はサンダルではありませんが^^;)

インドネシアの女性はスタイルもいいんですね。
そしてみなさんヘアはこれまた美しい夜会巻。

なのに・・・。
足元は、全員かかとのないサンダル。

お、おーーー。
機内なのに、これでOKとは~!!!

と衝撃的な驚きでした。

実は、チェックインの際、わたしたちの席が離れていることがわかり、 「非常口の隣ならお二人あいています。座席変更には、おひとり8000円ほどかかりますが、どうしますか?」

とグランドスタッフの女性の方から提案され、座席変更してもらったのです。

これが大正解。

足は延ばせるし(立ってストレッチまでできる^^)、視界は広いし。
目の前を行き交う客室乗務員の方々の姿がよ~く見えたんですね。

きれいだなぁと思ってずっと見てました。
もちろん視線は合わせないように、笑!

非常口のすぐ近くに、スタッフルームがあったので乗務員の方がよく出入りしたり、その中で話している様子が聞こえてきました。

なんとも賑やかでフレンドリー、わきあいあいとした感じです。客室乗務員のみなさんの、ゆる~い雰囲気にこれまたおどろきました。

過去に乗った国際線や、国内線では味わえなかったものです。

いやー、これもお国柄なのかなー、と飛行機の中から異国の風を感じているようでした。

kinai行きは、記事にしたいとおもっていたブログネタの下書きを2本も書いたり、空港でかった苫米地さんの本を読んだり、機内食をいただいたりで、あっという間にバリ島へ。

今時は、機内食もと~ってもおいしいんですね。

あいにく、希望していたインドネシア料理はなくなってしまって和食しか残っていなかったのですが・・・。あんまりおいしくてびっくりしました!!!

写真は、帰りの飛行機でいただいた機内食(朝食)の洋食メニューです。

これも、うまかった!!!

バリのデンパサール空港へは、大幅に到着が遅れました。

荷物を受け取り、ルピアへの両替を済ませ、 「荷物を持ちましょうか?」と、身振り手振りで近寄ってくるバリの人に「ノーサンキュー」といって自力で国内線で移動することを選んだわたしたち。

うっかり荷物をお願いしてしまったら、これも有料なのである。

この手の人たちのことはネットで予習済だったので、手を差し出しておもむろにこちらによって来る姿を見てピン!と来ました。

わたしたちのような人たちを目当てに、数人の人たちが国内線へと続く階段に、おもいおもいに腰かけて待機していたのです。

ふとみれば、階段の右わきに見える上りのエスカレーターが止まっています。

するとサービスを断ったのにも関わらず、そのうちの一人がこのエレベータで行くといいよ、とでもいう風にエレベータのボタンを押してくれました。

何人もの人たちが、階段に陣取って座っているというのは、 言葉もわからない異国の地でなかなかの威圧感でしたが、思いの他親切なんだなぁと、ドキドキしながらもほっとした瞬間でした。

しかーし。
この後が長かった!!!

あのサービス、お願いしておけばよかったかな、って思うくらいに。(国内線への行き先案内にもなったでしょうから。)

国内線までは、小さな案内表示はあるものの、距離感はわからないし、入口がどこだかも知らないし、とても長く感じられました。

ようやく国内線の入り口に到着すると、タクシーの呼び込みをする人、迎えに来た人・・・。た~くさんのバリの人々でごったがえしていました。

まるで市場のような活気でしたよ。

やっとそこから国内線の空港に入り、待機していてくれたガルーダインドネシア空港のスタッフをみつけ、ジョグジャカルタ行の搭乗者名簿の中のわたしたちの名前にチェックをしてもらって、やれやれ。

そこでほっとしたのもつかの間、まだこの先は長かったのです。

案内を確認しながらのことだったので、実際よりもうんと長く感じられたのかもしれません。

最後は、先方から来た男性のグランドスタッフに発見され、無事、搭乗口へとたどりつくことができました。

なんせ、トランジットなんてしたこともなかったわたしたち。

思い返してみれば、よくチャレンジしたな~、と思ったのですが、バリ王のお姉さんの「大丈夫ですよ」に安心したことは間違いありません(笑)。

まぁ、チャレンジはしてみるもんです。

mizuボルブドゥールのあるジョグジャカルタへは1時間ほどの飛行なのですが、機内では、 「snack time」と書かれた箱に入った軽食が配られました。

中には、2種類のパンと、パック入りの水が入っていました。

このパンがまたおいしかったーーー!!!

ちなみに、こちらがパック入りの水。

これは、アシタバ本社(アタ製品のお店)に買い物に行ったときに、お店の方がサービスでくれたもの。もう、すっかり飲み干した後でしたが、珍しいなと思い写真をとっておきました。

機内でもらった「snack time」の箱にはいっていたのは、カップの深さがこの半分くらいのものでした。

はじめは、ゼリーかなにか、かと思ったのですが、ストローで水を飲むパックだったんですね~。おどろきです!!!

日本をたっておよそ11時間。

ようやく、ジョグジャカルタに着きました。

空港には、現地のバリ王ガイドさんが迎えに来てくれて一安心。

やっと日本語が通じます。

夜は、ホテルで遅い夕食をとって早めに就寝。

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夕食は、ツアーに含まれているセットディナー。

デザートに至るまでと~ってもおいしかったのすが、なぜか量がとても多い!!!サーモンに添えられたマッシュポテトやデザートは少し残してしまいました。

明日は、ボルブドゥールで朝日を観るツアーに参加するので、ジャグジャカルタ時間で3時起きです!

(日本、バリの時差は1時間。バリ、ジャワ島の時差はさらに1時間。ジョグジャカルタの3時は、日本時間の同日5時になります。)

冒頭の写真は、武蔵小杉の駅前で。成田エクスプレスの時間までまだ少しあったので、記念撮影。この旅のすばらしさを予感させるようないい笑顔です^^。

 

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