ただいま、帰省の旅に出ております。
今回は、「浜松フェスティバルにしよう!」というわが相棒hshimaの突然の発案で、行きは、東名を浜松で降りて楽器博物館に立ち寄ることにしました。(帰りは、浜松の鍾乳洞による予定です、笑!)
ふだんはビジネスマンのhshimaですが、心はいつもミュージシャン。
浜松といえば楽器の街。
シンセサイザーをこよなく愛する彼の目に留まったのが、この楽器博物館でした。
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「まぁ、shimaちゃんが行きたいならいいよ~」
という感じでわたしはとりたてて期待もしていなかったのですが・・・。
最初に登場したジャワのガムランにやられましたね。
展示の楽器には触れることはできないのですが、備え付けの音源をヘッドフォンで聴いたらなんとも魅惑的!!!
これは、現地でぜひとも聴いてみたいね、とお互いの意見が一致しました。
ガムランは、「ガムル」(たたく)という言葉に由来しているそうですよ。
発達した経緯によりその音楽性もずいぶんと違ってくるんだとか。
王宮で発達したジャワのガムランは、ゆったりとした雰囲気で奏でられるのに対し、すぐとなりのバリ島ではヒンドゥー教の寺院で発達したのでもっとアクティブなんですね。そんなガムランの違いもなかなか興味深かったです。
本来は青銅製のガムランですが、安価という理由でつくられた竹製のガムランもまた心地の良い音色でした。
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展示されている楽器に触れることは厳禁なのですが、時々、お試しどうぞ!という体験コーナーがあります。こちらは、お琴に興じるわたくし^^。
「さくら~、さくら~」だけ弾いて気分を満喫。
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体験ルームでは、太鼓や足踏みオルガン、シンギングボウルに挑戦!
写真は、足踏みオルガンに興じるhshimaさん。
こんな足踏みオルガンって、昔は教室にありませんでしたか?
(むぅ、年がばれますなぁ、笑!)
わたしが小学生のころは教室にあって、女の子たちは登校して授業が始まるまでの間や休み時間にこぞって弾いていたなぁ、なんて懐かしい記憶がよみがえりました。
そして、こちらは・・・。
シンギングボウルに興じるわたくし。
実は、これが一番おもしろかった!!!
ボウルの淵をすりこぎみたいな木の棒でゆっくりとこすっていくと、だんだん大きな音になってくるんですが・・・。
これが楽しいのなんのって!!!
木の棒を通じて自分もボウルの音に共振していくのがなんとも心地よかった。
もう、楽しいからずっとやっていたいって感じでした。
いや~、子供が少ない日でよかった。ちょっと独り占めしちゃいました(笑)!
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いろんな楽器を観たり、実際に楽器で遊んでみたりして、予想をうらぎる楽しさでした。
とりわけ、シンギングボウルと戯れたひと時は、「子供のように」というのはこういうことを言うんだな、と実感しましたね。
「楽器って、楽しい器って書くんだね!」
「だれが考えたんだろうね~!」
なんて感動しきりの帰り道でした。
楽しい!というエネルギー。
それは、無垢で透明な光の源泉が沸き立ち、小さな意識の鳥かごを一瞬にして無力化してしまうような・・・。
強い浄化の力を確信したひと時でした。
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それから、これは最後に付録。
チェンバロやピアノが展示されているコーナーでのこと。
た~くさんある年代もののピアノの前を歩いていて、ふと、一台のピアノの前で足が止まりました。
その佇まいになんだか気をとられ体を正面に向けて眺めてみると・・・。
なんだか、もわもわ~と感じるんですね。
気になって近寄ると、なんとエラールのピアノでした。
某所で話題のエラールとのシンクロ。
ちょっとうれしい体験でした^^。