Archive for 2013年8月29日

風の即興

furinひとつの風鈴に出会いました。

和小物を取り扱う雑貨屋さんの店先でみつけたガラスの江戸風鈴。

最初は、透明なガラスに水玉の模様が愛らしい別の風鈴に心を奪われたのですが、音を鳴らしてみたら、この風鈴の音色が一番わたし好み。

そうすると不思議ですね。少し青みがかった乳白色のこの風鈴が、とたんに愛らしく見えてくるのですから。

さっそく窓辺にかて楽しんでいます。

歯を磨いたり、家事をしたり、こうしてパソコンに向かっていたりしても・・・。

チリリン、チリリィン。

時おり、風が生む、この気まぐれな即興になんとも心が和みます。

なんというのでしょうね。

風がはこぶ、このささやなかな音色が心に響くたび、そうそうこの感じという懐かしさのようなものが、一瞬にしてズームアップされるのです。そして、これがわたしなんだ、というような安らぎと希望が胸の中でキュンとします。

それはきっと、自然の揺らぎ。宇宙のリズム。創造主のささやき。

音というものの不思議。

音というものの魔法を感じています。

そして、心の奥に深く深く作用するもの、自己の本質に触れるような癒しというのは、ささやかでやわらかでとても繊細なものなんじゃないかなという気がしています。

マンツーマンレイキレッスン

先日、マンツーマンレイキレッスンで、ご参加いただいた方に、首から肩のラインと、後頭部(頭頂より少し下がったところ)にじっくりとレイキをしていただきました。
 

こうして、自分の手では届きにくいところにレイキをしていだけることは本当にありがたいことです。もちろん、慣れてこれば、自分に遠隔するとか、イメージを上手に使ってその部分にレイキをするということはできますが、人に手を当ててもらうという温もりと安らぎがもたらしてくれる深い癒しがわたしはとても好きなのです。
 

といっても、そこはレイキレッスンです。わたしは、手を当てられた時の感覚や、どういう風にレイキがわたしの中を流れていくのかというのをできるだけ言葉にして、フィードバックさせていただきます。
 

ご一緒させていただく方によって、フィードバックさせていただく内容も変わってくるし、シェアさせていただく内容も変わってくるのですが、そこがこのレッスンの面白いところ。
 

まるっと2時間、レイキをご一緒させていただく中で、みなさなん、ご自分でレイキってこういうものなんだ、とどんどん気が付かれて、表情が生き生きと輝かれていきます。
 

わたしは、ただハートをオープンにして、ご一緒させていただく「あなた」を感じ、宇宙の自然が引き起こす
「(あなた+わたし)×レイキ」の化学反応を眺めているだけです。
 

その時間が、ほんとうに好きなんですね。
 

この日は、今、自分としてもアプローチしている部分(冒頭の箇所です。)に丁寧にレイキをしてもらい、翌日からちょっとした好転反応が出ましたね。
 

胸部の気のくぼみが感じられて、ものすごく何かが足りない、という感じがするのです。絵にすると、胸の中心が窪んで黒くなちゃった感じ。
 

新たに、レイキを必要とする部分が顕在化したのでしょうね。こういう時は、ひたすらレイキをして、ゆっくり過ごします。気が充ちて新しいバランスに到達するのに少し時間がかかることもありますが、それもまた必然。
その癒しの時間を体験することで、気づきが起きたり、変わりゆく自分を観察することができます。
 

また、この日のレッスンでは、遠隔がご不安だというので、わたしがモニターになって遠隔の練習も少しですがしていただきました。
 

このメニューは、レイキを学んだことのある方ならどなたでもご利用いただけます。レイキを学んだけれども、理解が十分でない、実習をもっと積みたい、自分のレイキに自信を持ちたい、レイキについてなんでも質問してみたい、などなど。
 

レイキはどちらのスクールで学ばれていても大丈夫です。みなさまのニーズで、友達の家にお茶を飲みに行く感じで気軽にご利用くださいね。
 

ただ、レイキを基礎から学びなおしたい、レベル1→2→3とステップアップしていく過程で自分を高めていきたい。将来は、マスターとしての活動も視野に入れている、という方は、レベル1からの受講をお勧めいたします。
 

時々、レベル2、あるいはレベル3からの途中受講のご希望もいただくのですが(これは本当にありがたくうれしいことで、二つ返事でOKしたいくらいなのですが・・・。)、風の城では、レイキの大切な基本となるレベル1(スクールによって内容にかなりのばらつきがあるのが実情です。)を共通の理解としてステップアップしていただきたいと考えているので、みなさんにレベル1からの受講をお願いしています。
 
風の城を、みなさまのゆたかなレイキライフに、どうぞお役立てくださいね!

夏の想ひ出

tukude3一足早く、夏の旅、終えてまいりました。

まぁ。旅とは言っても、わたしたち夫婦の互いの実家に顔をだし、ごちそうになり、やっかいをかけに行くだけのことなのですが(笑)。

今回は、この暑さにせめてもの避暑ということで、最初に箱根の山で一泊し、温泉と料理、そして最大の目玉「涼」を楽しみ、なんとなく立ち寄った星の王子さまミュージアムで大感激。

大阪では義母と、終戦のエンペラーを観て、これまた大感動。

そして、実家では、?十年ぶりに花火をしました。線香花火がなつかしかったですねぇ。

帰りは、ちょうど帰省ラッシュと重なったので、渋滞をさけて三河の山道をひた走り、作手村で感激の五平餅。(五平餅はわたしにとって故郷の味。本物はめったにいただけません!)助手席で眺めるふくよかな山並みに、深い安心感を感じながら、あらためて自然のみどりがもたらす豊かさを実感しました。わたしたちは、みどりがなくては生きていかれない、ということも。

もりだくさんな夏休みでした。そして、それぞれの人の「想い」というものの輝きに触れた夏でもありました。わたしは、この輝きに触れたくて、こうして書き、出会い、生きているのかもしれません。

旅のアルバムはこちらです。よろしければ、ご覧くださいね。

実家にいる間は、柴犬や、咳の抜けない妹、そして、夏バテ気味の母にレイキをさせてもらったりと、レイキが大活躍でした。(柴犬にレイキをした体験はこちらにつづりました。)

行きは、川崎→愛知→大阪、帰りはその逆と、長距離での移動になるので、もちろん、わたしもハンドルを握りますが、助手席にいる間は、たいてい胃のあたりにこうしてレイキをしていることが多いですね。

josyu
普段とは、食事のリズムも内容も変わって来ますからね。ちょっと食べすぎたなぁと思っても、すぐにレイキをするととても楽なのです。

とりわけ、箱根の旅館で夕食を食べた直後は、まるまる太らされて食べられる運命にある豚のようだと思ったし、翌朝も朝食をたらふくいただいた直後は、まるで冬眠前のクマのようだと思ったけれど(笑)、直後のレイキで満腹を難なく経過。

旅の間こそ、おいしいものとの出会いは大切にしたいですからね。

あんまり胃腸がタフな方ではありませんが、こうして、うまくレイキを使いながら時には満腹も楽しんでいます。

そうそう、今回は、想うところあって、いろいろな機会にレイキを使ってみました。

お世話になったお部屋を去る時とか、感謝の気持ちを込めてシンボルとともにレイキを使ってみたり、
義母との思い出の品にちょっと手をかざして活性化してみたり(アチューメントしたと言ってもいいかな)・・・。

普段は、もっぱら人へのレイキ専門といった感じなのですが、改めて、こうして、どんな対象でもレイキを使っていくことの豊かさを感じました。

そして、レイキを使おう、という気持ちの状態に在ることのありがたさを実感しましたね。

同じことを長く実践していると、深まり進歩していくこともありますが、時にはまんねりになることもあります。

できるだけ、そうなることなく、瞬間瞬間、新たな意味を見出し、いつでも新鮮な風を感じられるようでいたいなと思いました。

出来事にはあらかじめ決まった意味があるのではなく、そこからどんな意味を引き出すか、どんな意味付けをしていくか。それがわたしたち人間に与えられた選択の自由と創造性ですものね。

今年は、まだまだ残暑が厳しいようです。

みなさま、どうぞご自分にやさしく、くれぐれもご無理のないようにお過ごしくださいね。

ヒビキの感覚

先日、風の城にいらした方から、こんな話を聞きました。
 
「レイキ、ヒビキで検索すると、風の城ってすぐに出てくるんですよ。」と。
 
おおお!!!
 
それは知りませんでした。そういうキーワードで自分のサイトを検索したことがなかったので、まったく気が付きませんでしたね。
 
ヒビキのことを詳しく書いているところって、そうはないそうなのです。
 
わたしは、自分がヒビキという感覚を通じて、手を当てさせていただいている方の状態を感知していくことがとても好きなのと、特段、敏感でもなかったわたしが、暮らしの中でレイキを実践していくことで、これほどまでに豊かな感受性の中で生きる喜びを体験しているので、レイキを通じて、少しでも多くの方にこの喜びを感じていただけたらな、と、ついついヒビキについては語ってしまうのですよ。
 
もちろん、この感受性というのは、あくまで自分の中で感じられる豊かさの変化ということで、ほかの人と比べるというものではありません。
 
最近では、教えるまでもなくヒビキの感覚がわかったり、さまざまな種類のヒビキを最初からどんどん感知されていく方々もいらして、本当に驚かされます。
 
わたしの場合は、最初は何もわからなかったレイキの世界でしたが、ひとりでこつこつと、子供が蝶やトンボを追いかけて小道を歩いていくような楽しさをもって、ヒビキという感覚を追っていくことで、人の体に手を当てるということだけでわかる世界の奥深さに驚愕しながら今の今までレイキを実践してきました。
 
そんな時、わたしはこう思うけれど、本当にそうなのだろうか・・・・。一体、わたしが感じ取っているこの世界とはなんなのであろうかと自問自答していた時に出会ったのが、こちらの本。タオ指圧で世界的に有名な遠藤喨及先生の本です。

タオ指圧の専門書ですが、その心は、まさにレイキの心。わたしが大事にしているもの、そうだと思っていたことがそこには記されていました。この本との出会いにより、わたしは、その後も、ひるむことなくヒビキの感覚を探求し続けることができました。指圧による好転反応の記述もとても参考になります。
 
今は、こちらの文庫本も出ていて、お値段的にもお求め安くなっています。

手当ては心だということがよくわかります。そして、ヒビキとは心で感じるのだということも。気の世界がお好きな方でしたら興味を持ってお読みいただけるんじゃないかと思います。指圧の部分はすっとばしてでも(笑)。
 
わたし自身、どうしてここまでレイキを続けてきているか、というと、それは、自分の中で進化し深まっていく
ヒビキの感覚が面白くて仕方がないからなのですよね。
 
ピリピリとか熱感とか・・・手で感じる感覚は、ほんの、ヒビキの入り口にすぎなくて、その先の、その人の感受性により進化していくその人ならではのエネルギーの感覚が養われていくところがレイキの醍醐味だなと思っているのです。
 
だから、風の城のレベル1では、みなさんと一緒に手を当てる基本を丁寧にお伝えしています。
 
モデルの方のお体をお借りして、みなさんと一緒にレイキをしていく中で、わたしがこれまでの経験で得たコツやポイントを余すことなくお伝えしています。
 
とくにヒビキの練習では、できるだけ自然の流れの中で、その方自身が「あ、これだ!」とヒビキがわかる瞬間を大切にしています。
 
その方のペースに合わせて練習していけるので、こういう時、マンツーマンでのレッスンの醍醐味を実感しますね。
 
先日も、一緒にヒビキの練習をしていた方が、「あ、この感覚なんですね」と、ご自分なりのヒビキの感覚を掴まれた瞬間がうれしかったですね。
 
ヒビキというものが、日常の見たり聞いたり触ったりするという感覚に比べると、うんとささやかなもので、自分が期待していたようなダイナミックなものではないのだ、とわかった瞬間、コツを得ていただいたようです。
 
「意識のフォーカスレベルをもっと落としていく感じ」、とも表現されていましたが、なるほどですね。
 
あとは、暮らしの中で、どんどんレイキを使っていけば、自然とその奥深さを知り、楽しみ、味わえるようになっていけるでしょう!
 
そして、レイキとともにあることで、真のゆたかさというものをご自分の心の目で見出していってほしいと思います。