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出産とは「自然」との共同作業
その瞬間にはものすごい量のエネルギーが
わたしたちに注がれています
分娩前後のレイキが
そのエネルギーに身も心も任せられるようサポートしてくれます


2009年06月15日 18時46分
いのちの音
昨日の朝、9時半頃。「破水したから病院に行く」と、例の妊婦さんから連絡がありました。その頃、わたしはレイキの仕事で外出していました。
   
夕方、仕事が終わって、その足で病院に向かいました。移動中、遠隔でレイキをしてみると、案外と「ひびき」は落ち着いています。まだ生まれてないのか。もう生まれたのか・・・。
   
病院にかけつけると、彼女は分娩待機室のベッドにいました。陣痛の間隔が狭まってきてはいますが、直前の診察では、子宮口が十分に開いておらず初産でもあるので、分娩はまだ先だろうとの見立てでした。
  
破水して24時間以内に分娩が始まらない場合は、陣痛促進剤を使うことになっていると聞き、少しでも自然な分娩のサポートになればと、早速レイキをさせてもらいました。
  
仰向けに寝ている妊婦さんの、仙骨のあたりに手を当ててみました。(わたしの手はベッドと妊婦さんに挟まれています)しばらくすると、次第に熱くなり、今までに感じたことのない激しい熱感と、仙骨の内側から押されるような強烈なエネルギーを感じました。とにかく、熱い!熱すぎてもう自分の手の存在がわからなくなる程でした。
 
それは、がたがたと音を立てて、破壊的なエネルギーを発しながら生まれようとする命に触れた瞬間でもありました。自然の営みを前にして為す術などあるものか・・・そんな思いすらよぎりましたが、わたしにできることは手を当てることだけです。どんな状況であろうとも、穏やかに心地良く・・・。すぐにいつものレイキの感覚に立ち返って静かにレイキを続けました。
 
そのまま手を当てていると、猛烈に熱くなった状態がしばらくつづいた後、少し落ち着いて熱感が引いていきました。面会の終了時刻まで、約1時間ほどレイキをしていましたが、3回(4回かも)くらいこのエネルギーの波がありました。

帰宅後、簡単に食事を済ませた後、遠隔をしてみました。遠隔をするなら「今」だろうと感じたのです。
 
すると、しだいに遠隔にしては激しい「ひびき」が始まりました。手だけでなく、私の体の方にまで、その振動が響き渡る感じです。ものすごく陣痛が激しくなったのか、分娩が始まったのか・・・わかりませんが、そのまま遠隔を続けました。1時間位して、ふともういいかなと感じたので、いったん終えました。
  
後から分かったことですが、ちょうどこの頃、新たな命が産声をあげた瞬間だったそうです。入浴後、再び遠隔を始めた時には、反応はあるのものの、先程のような激しい「ひびき」はもうありませんでした。
   
わたしが帰った後に、陣痛の間隔が短くなり、あれよあれよという間に出産となったそうです。助産師さんも、子宮口があっという間に全開になり、驚いていたそうです。
   
レイキをした後に事態が急変したということで、レイキで吸収したエネルギーを妊婦さんと赤ちゃんが上手く使ってくれたのかもしれません。
   
ちなみに、わたしが病院を出たのが19時30分頃。
赤ちゃんが生まれたのが21時23分です。
 
生まれるという、この世での命の始まりの瞬間。そのたくましい「命の音」に触れる機会をいただけたこと、心より感謝いたします。今度は、その音色を自分自身の体の内から体験したみたいものです!
カテゴリー:日記


2009年06月24日 09時15分
分娩後のレイキ
例の妊婦さんの経過は良好です。
 
産院には、分娩日を含めて5日の入院でした。破水すると安静が必要になるので、陣痛が始まる前に入院となりました。破水は通常は、陣痛がピークになる頃に起こるそうですが、彼女のように、破水がお産のはじまりになる人も多いそうです。
  
彼女いはく、予定日を翌日に控え、ご主人とともにゆったりと日曜の朝を過ごしていたら、ポンという音が聞こえたような体感があり、びっくりして確認してみたら破水していたそうです。

  
妊婦さん向けの雑誌や本で勉強はしていたものの、陣痛というものがどういうものか分からず、病院に行くタイミングについて不安をかかえていたそうです。それで、赤ちゃんが「破水」という一番わかりやすい方法で教えてくれたかもしれない・・・彼女がそんな話をしてくれました。
 
お産も直後が大切。子宮や骨盤、産道や局部の回復には相当のエネルギーが必要になります。入院中は、毎日1時間程度はレイキをさせてもらいました。主に、仙骨と下腹部を挟んでレイキをしました。お産の時ほど強烈ではありませんが、手を当てていると母体が静かに回復に向かっているのがわかります。
 

この時のヒビキで顕著だったのは、とくに仙骨のあたりを中心に手をあてていると、ある時は、左、あるときは右。また右が終わったら左。左がおわったら右というように、反応に左右差があったことです。その時の反応が在る方に手をずらし、ヒビキの導くままにレイキをしました。
 
また、本人もレイキができますので、下腹部には可能な限り手を当てているようです。急速に子宮が収縮を始めるので、その痛みが辛いのだそうです。

 
さいわいなことに、入院中の医師の回診でも、傷の治りも早く(局部を少し切開しました)、子宮の収縮も順調とのことでした。
 
産後大切なことは、床上げのタイミングです。骨盤のしまりが左右同時に始まる頃に床上げすると良いそうで、それを知る確実な方法が、「左右の体温がそろった時」だという記述を整体の本で見かけました。
 
それを実践した彼女から、今朝、左右ともに基礎体温が一致したという連絡がありました。そろそろタイミングでしょうかね!
 
(ちなみに、この日の午後、彼女の仙骨にレイキをしてみましたが、入院中に感じたような左右差は感じられませんでした)
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