道の師~太極拳とレイキ~
風が強い日が重なったり、お布団のなかの温もりにあらがえない時(笑)、なんとなく太極拳をする気分にならなかったり・・・・。
春を迎える直前は、自然の中で太極拳をする機会が少なくなっていました。
が、しかし。
春です。
喜びの春です。
草木花、虫、動物・・・。
この自然に属する他のいのちと同様、わたしのいのちも、また、目覚め動き始めています。
春の風に誘われて、自然と表へと足が向きますね。
やわらかな風、おおらかな大地、うるおいに満ちた空気・・・。
目には見えないけれど、確かに感じられるさまざまなゆたかさに抱かれての太極拳。
冬とは違う、内の流れ。
そして、去年の春とは違う、内の流れ。
季節による、カラダの内を巡るエネルギーの流れの変化とともに、年を重ねていくことによる変化も感じています。
それは、つまり、日々、どんな自分で生きてきたか、ということの結果です。
太極拳は、わたしにとっては、動くレイキ。
レイキの場合は、手を当てて、自然にエネルギーが動き出すのを待つ。そして、観察します。
太極拳は、体を動かすということで、経絡を動かし、エネルギーを整えていきます。レイキでは、感じる、観察、という二つの視点ですが、太極拳には、動く、感じる、観察、と「動く」という視点がひとつ増えます。
しかも、立って動くわけですから、そう簡単にはできない。
太極拳の套路は、型を覚えたら、そこからが本当の始まり。
週に一回、レッスンに通って、普段は、自分のペースで自然の中で太極拳に親しみはじめて今年で四年目。
同じ型でも、当然のことながら、先生とわたしとでは全然違うし、何年も、先生の動きを見続けていると、
ある時、ふと、見えることがあるんですよね。
それまで、見えなかった動きが。
それが分かった時、自分の型も、先生のそれに、ほんの少しだけ近づけるような気がしています。
いまや、太極拳は、わたしにとって、レイキと同じく、深めていくことが面白くて仕方がない世界です。
しかも、レイキを始めていなければ、決して出会っていなかったと思うし、レイキではぐくんだ感受性なくして、こんな風に、太極拳を楽しむことはできなかっただろうなぁ。
そして、いつも思うんです。
先生の背中ってなんて雄弁なんだろうと。
会うたびに、あんな風に美しく自由に流れるような套路に、きっと自分も近づけると希望が持てる。
道の師の背中。
大きくて、遠い。
輝ける希望!
写真は、昨日の太極拳クラスに行く途中、朝、出会った桜。この春の、最初のひとひらです。
★ 3/29(土)の風のつどい、まだお席がご用意できます。
この日は、高田律子さんが愛してやまないクリスタルボウルを奏でてくださいます。
参加費は3000円になりますが、レイキとクリスタルボウルの魅力的なコラボレーション。
ぜひともご体験くださいね。
★ 4/18(金)こかげの会、あとおひとり様、募集中です!
こちらは、少人数でじっくりとレイキの練習ができますよ。