故郷の桜
いま、散り際の桜が、とても美しいですね。
はらはらと舞う花びら。
敷き詰められた花の絨毯。
一足ごとに立ち上る、薄紅色の花の息吹。
散ってなお、人の心を慰める。
すごい花だな、と思います。
だれもが抱えている秘めた想い。
それは、もうずっと昔に心の奥へ奥へと押しやってしまった痛みや悲しみ。
桜の花の、普段は無自覚でいるそんな心の片隅に、そっと寄り添うやさしさがとても好きです。
ふと、目頭が熱くなったりもするのは、「わかっているよ」と見透かされてしまうからでしょうか。
地に落ちた、桜の花びらをひとひら、手に取ってみました。
その小ささからは想像もできないようなパワーが、手のひらに、じ~ん、と響きました。
今年は、故郷の桜を眺めることができました。
昨年の秋、内視鏡で食道がんの摘出を受けた父のその後の経過は良好です。
それでも、まだまだ胃、胸部、首回りなどヒビキが満載です。
それだけの想いを秘め、苦労をして、家庭を守り、わたしたちを育ててくれたのですね。
もう、感謝しかありません。
今回の帰省では、母にもしっかりレイキをさせてもらいました。
舌の左側面に口内炎ができて荒れていたのが、一日目のレイキで、見た目の腫れ具合、荒れている程度がかなり改善されてました。その部分のヒビキは一日目は相当ひどかったです。
子どものように純粋な心を持つ母は、レイキでさえも痛がる感受性の持ち主です。
主人に言わせると、本当に、わたしたち母子はそっくりなのだそうですよ(笑)。
だからこそわかる母の痛み。
わたしには、どうすることもできないけれど、こうして、レイキで寄り添うことができるのは救いですね。
桜の花には、とうてい及びませんが・・・(笑)。
せめてレイキで寄り添うことぐらいはうまくなりたいものです。
みなさまは、今年の桜をどんな気持ちで眺めていらっしゃいますか?
写真は、故郷、岡崎公園の桜です。地元では有名な桜の名所ですが、子供のころには気が付かなかった松の大木、翠に覆われたお堀の跡、石垣などなど。今になって気づく魅力が満載でした。桜の樹も古くて立派なものばかりで、今更ながらその歴史を感じました。
★次回のレイキ交流会~風のつどい~は、4月26日(土)です。
レイキを体験したい方、レイキの練習をしたい方、癒されたい方。
友達のおうちにお茶を飲みに行く気分で、どうぞ気楽にお越しくださいね!
みなさまのご参加、心よりお待ちしております。
★ 4/18(金)こかげの会、あとおひとり様、募集中です!
こちらは、少人数でじっくりとレイキの練習ができますよ。