たましいの音
半年に一度。わたしのお気に入りのワークショップは、八坂圭さんのアートレッスン。
今回で3回目の体験でしたが、参加するたび生まれてくる絵が楽しみでなりません。
このレッスンでは、水張りをした画用紙の上に、はけでたっぷりと水を塗って、色を置いていきます。
この水というのがポイント。
色を置いた時に、どんな風ににじみ、変化していくいくか・・・、ということがまったくわからない。
わたしは、この水に広がっていく色を眺めているのがとても好きなのです。
目には見えないけれど、わたしたちの背後に広がっている宇宙の秘密をみるようで、わくわくするんですね。
この日つかった色は、黄色に紫、そしてオレンジ。
普段のわたしからは、決して生まれてこない色使いです(笑)。
画面に見える紫の点々と、勾玉のように見えるオレンジは、圭さんの誘導によるイメージングをした後においた色。
イメージングの世界で体験した創造を、目の前にある小さな現実の中にいかにして表現するのか・・・。
イメージの中では、色も道具も自由自在だけれど、目の前にあるのは六色の色と三種類の筆。
一体、自分はどんな選択をするのか・・・。
制限のある中で、イメージの世界で創造したものを直感的に画用紙の上に表現していく瞬間がとてもおもしろかった。
結果、紫の点々と、オレンジ色の勾玉となったわけです(笑)。
それが生まれてくる瞬間の体感というものがとても新鮮でわくわくしましたね。
ほんの一瞬なんだけれど、「お、わたし、これ、いっちゃうの???」みたいな。
レンジの広がりと覚悟を感じるね。
とは、そんなわたしの絵を見た圭さんのひとこと。
実は、その前日、箱根の温泉で、露天風呂の大きな浴槽にお湯があふれ広がっていくのを眺めながら、あたらしいステージで広がっていくわたし自身の可能性というものを感じていました。
ほんとうに、その時の自分というものが出るのですね。
そして、また、おもしろいのが、ほかの参加者のみなさんの作品。
みなさんの個性がそれぞれに反映していて、眺めているのがとても楽しいのです。
まさに、違いというものが面白い、ということを実感する瞬間です。
と、同時に、いやがおうでも、自分というものの生まれ持った質(わたしは、それを「たましいの音」と呼んでいます)を思い知らされる瞬間でもあります。これには、もう、あきらめてその音についていくしかありませんけれど(笑)。
いやぁ、何度参加しても飽きることがないこのレッスン。その時々のわたしが視覚化されたものを振り返って眺めるのも味わい深い体験です。
あとは、圭さんが、この日の心のカンバスとなった一枚の画用紙から、絵として最高のエネルギースポットを切り出して、メッセージを添えて送ってくださるのをまつばかりです。
さぁ、どんな絵とメッセージが届くのでしょうか・・・。
ちなみに、記念すべき初参加時のものはこちら。緊張感がうかがえますね~(笑)。
そして、こちらが前回のものです。
ね? 人としての変化(成長)を視覚化するようで面白いでしょう?