違和感は先生
先日。
レベル3の講座中、 受講くださっていた方から、こんな表現がとびだしました。
「きれいな部屋にごみが落ちているとよく見えるようなものですね。」
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自分の心を観察していくと、 小さな違和感に気が付くようになります。
出来事に遭遇した時、なにか気になる。
だれかにあった時、なにか心にコツンとあたる。
そんな、一見、どうでもいいような違和感ですが、 その正体を読み解くことができると、 実は自分のことを教えてくれる、とても良い先生だとわかります。
わたしの体験からは、たいていそういう違和感は自分の心の影であるとみて間違いないのですが(笑)。
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影というのは、自分の中にあるとは認めたくないようなネガティブな想念のことを指します。
違和感が生じるというのは、その感覚を生じさせるもとになっている「考え」があるので、 その「考え」を特定することがまずその一歩。
そして、特定した後は、自分でその「考え」を受け入れることです。
受け入れるというのは、全面的に理解しそれに従うというのではなくて、 「あ、そうなんだね」とありのままに観てあげることです。
良いも悪いもなく、「ただ、そうなんだね。」と。
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いろいろな価値観や考えでできているといっても過言でない人間にとって、実はこれって、ちょっとしたチャレンジなのです。
できたと思っても失敗するし。
逆に、難しいと思っていたら、ある日簡単にできたり^^。
一筋縄ではいかないからこそ面白さがあります。
わたしも、まだまだ、まだまだ、まだまだまだ・・・、ではありますが^^;。
近頃は、違和感を先生として自分を発見することがすこしだけ上手になってきたように思います。
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心静かな水面には、物事が鮮明に写り込みます。
そのことを如実に表現されているなぁ、と、思わず心が動かされた、冒頭のおことばでした。
風の城の、ある日のレベル3。
その、ほんのひとこまであります・・・。