過去からの贈り物
思いがけず。
高校、大学、そして結婚するまで地元で仲良くしていた友人と会うことができました。
お互いに結婚して、住むところも離れしまって、もう10年以上はあっていなかったけれど。
とある駅の改札で、互いに会うなり、「かわってないねー!!!」と満面の笑み。
会っていなかった時間の空白が、まるでなかったかのように、一瞬にして、何かが溶け合って花が開くようなみずみずしいひと時がよみがえりました。
☆
ドラマの舞台にもなったという、学芸大学にあるカフェ、エンポリオ。
友人が指定したその場所は、吹き抜けの空間が心地よく、座席もゆったり。
目の前に座る友人の笑顔はとても魅力的で、愛情豊かな人柄が、やわらかで温かみのあるオーラの雰囲気を通じて伝わってくるようでした。
当時は、そこまで気が付くことができなかったんだけれどね。
短い時間だったけれど。昔を懐かしみ、今をかたりあう。
ほんとうに。い~い時間でした。
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別れた後も。
その夜は、友人とともに過ごしたなつかしい日々がいろいろと想いだされ、その当時の自分の気持が、鮮やかな色彩をともなって蘇ってくるようでした。
わたしの中にあった、過去の自分へのかたくなさ。
そんなものが、ゆらゆらと浮かび上がって、愛という炎の中にくべられていくようでした。
どうやら、友人の放つ、やわらかなま~るいオーラに、わたしは何かを感じ取ったようです。
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癒しって、ある時、こんな風に突然やってきます。
日々、その時々の体験を、肯定的な態度で味わい深くすごしていると、自然にそんな機会が訪れるような気がします。
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癒しとは。
生き方の視点が変わるような深い感動を伴う意識の変容なのですね。
だからこそ。
深い感動を味わう時には、その前後のご自分の意識の変化、気持ちの変化をよ~く観察してみてくださいね!
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わたしは、と言えば。
友人が届けてくれた過去からのプレゼント。
味わいつくすのに、もう少し時間がかかりそうです・・・。