地上の花と地底の花@浜名湖ガーデンパークと竜ヶ岩洞
連休も終盤。
川崎への帰り道にわたしたちだけで立ち寄ろうと思っていた竜ヶ岩洞。
滞在を一日伸ばして、両親と一緒に訪れました。
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その前に、花博会場ともなった浜名湖ガーデンパークへ立ち寄りました。
70をとうに超えてきた両親。
父は膝が悪いですし、母は若いころから足腰が弱いです。
園内にはいってすぐに見かけた黄色いバスに乗りたがる母でしたが、それは目的地が違ったので、かわりに園内を流れる水路を行く船に乗ることにしました。
定員20名ほどの船内は、窓沿いにクッションが設置されており、 平日だったこの日は行も帰りも貸切状態。
クッションに座ってご機嫌な母でした。
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水の上っていいですよね。
陸の上では味わうことのできない揺らぎと、なめらかな水のエネルギー。
その波動に耳を澄ますと、おおらかでなめらかな水の一部になったような気分になります。
「今年は、バラも一気に咲いていますよ。時期も少し早いですね。」と船の運転手さん。
「5月の半ば以降はまた雰囲気が変わりますよ~。」とも。
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水上バスの終点で降りると、そこは、花博の際に、モネの庭を模して造られたという花の美術館。
季節の花が咲き誇り、今まさに百花繚乱。
世界中のあらゆる色が集まって描かれた壮大な一枚の絵画のようでもありました。
わたしのカメラの腕ではこの程度のうつくしさしかお伝えできないのですが、実際には、もっと華やかで美しく、花々の個性も際立っていましたよ。
しかし、この美しさもほんのひと時なんですよね~。
途中からは小雨がぱらつくあいにくのお天気ではありましたが、一番美しい季節に出会うことができたんじゃないかな。
形も色も、とりどりに咲き乱れ個性を発揮している花々の姿。
ただただ愛おしかったです。
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本降りになる前にガーデンパークを後にして、竜ヶ岩洞に向かいます。
その前に、遅目のランチを、浜名湖ロイヤルパークホテルの和食レストラン遠州灘で。
ランチのために立ち寄っただけですが、ホテルのエントランスの雰囲気やたまたま出会ったホテルマンの方からとても良い印象を持ちましたね。
写真は、ランチのコースでいただいたデザートです。
これ、綿菓子の中にいちごとチーズケーキがはいっている一口サイズのお菓子なのですが・・・。
愛らしいだけじゃなく、口にいれれば瞬時に溶けてしまう綿菓子のはかなくも懐かしい食感が、見慣れたいちごとチーズケーキを特別なものにしてくれていました。
これを考えたシェフの心意気を感じて、たましいが震えました。(大げさですが、笑!!!)
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さて、いよいよ本命の竜ヶ岩洞。
鍾乳洞なんて、子供のころに連れて行ってもらったっきり。
その時は、なんだかよくわからなかったけれど・・・。
いやー、おもしろかった!!!
暗闇を案内にしたがって進んでいくのですが、そこかしこにしこまれた照明が、空間を幻想的に演出し、「黄金の滝」や「鳳凰の間」など、さまざまに名づけられた見どころが満載!!!
この空間を発見し、こうしてわたしたちが楽しめるように創り上げてくださった方々の情熱と深い愛を感じました。
とある大学教授の「ここには鍾乳洞がある条件がそろっている」という言葉を聴いて「きっとこの下には地底の花(鍾乳洞のことです)があるに違いない!」と確信したという発見者のエピソードには、魂が震えましたよ!!!
写真は、下にたまった水に天井の景色が映り込んでいます。
生水につき飲料禁止!ということでしたが、それほど、きれいな水でした。
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この日は、地上の花と、地底の花と。
まさに「光と闇」。
それぞれに花開く自然の造形美をまのあたりにすることができました。
どうしても、「光のもとに花開くものたち」に目が行きがちですが・・・。
光はなくとも、地底で、ひそやかに淡々と刻まれきた自然の時の歩みが語ってくれることからも、大いに学ぶことがあるなぁと実感したひとときでした。
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竜ヶ岩洞を出た後、車に乗り込むと、あくびが何度も出ることに驚いていた母です。
鍾乳洞の天然の癒しパワーで浄化されたのかもしれませんね。
母の笑顔と、父の子供のような無垢な表情と。
時を同じくすることができたしあわせな一日でした。