プランバナン寺院とジョグジャカルタの町
前回の旅行記からすっかり間があいてしまいました。
旅の記録はまだまだ続きますよ。
どうぞおたのしみください♪
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ジョグジャカルタの王宮でガムランを楽しんだ後は、インドネシアの伝統工芸バティック工房へ。
壁のない工房では、それぞれの工程を任された職人さんたちがもくもくと仕事にいそしんでいました。
いつでも自然の風がながれこむ、こんな工房で仕事ができるなんて素敵だなぁ、なんて思いながら、幾重にもわたるバティック(ろうけつ染め)の過程を見学させていただきました。
女性の職人さんたちもたくさんいました。
ジャワ島はイスラムのお国柄。やはりヒジャブを身に着けています。
昔ながらのろうけつ染の工房見学の後は、ハンカチからシャツ、ドレスに至るまでバティックを使った製品を売っているお店の方へ。
気に入るものがあればいいな、とワクワクしながらお店にはいったのですが・・・・。
その種類の多さに圧倒されました。
残念ながら自分用にはしっくりくるものは見つけられなかったのですが、買いやすいお値段で、母によさそうな紫のストールを見つけましたよ。
下の写真は工房の壁にあったバティックに柄をつけるための型です。バティックには手書きのものもありますが、こうした型と手書きと両方の技法を使ったものもあります。
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「確か、これ昔友人にもらったものと似ているなぁ・・・」
このお店でシルクのバティックを見た時に、そう思ったのですが、帰国して確認してみるとやはりバティック。
BIN houseというブランドのものでした。
(こちらのサイト ↑ にもインドネシアのバティックのことが書かれていますね。)
こうしてみると、もう何年も前からインドネシアへの伏線がはられていたのかなぁ、なんて思ったりもして・・・。
ちなみに、友人にもらったこのバティックは、秋冬になると風の城のリビングに登場しておりますよ^^。
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バティック工房をあとにした後は、昼食を後回しにして、プランバナン寺院へ。
ボロブドゥール遺跡公園では、おいしい朝食をた~くさん食べて、まだまだお腹がすいていなかったのです。
一緒にまわってくださっているガイドさんと運転手さんには申し訳なく思ったのですが、ここは思い切って自分たちの希望を優先してもらうことにしました。
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移動中に車の中から見かけたオートバイ。
すごくないですか?!
信じられないくらい荷物を載せています。
ここまでとはいかなくても、バイクにたくさんの荷物を載せている光景はたくさん見ました。
インドネシアでは、車はとても高価なものでまだまだ一般的ではないそうです。
そのかわりに足となるのがオートバイ。オートバイはローンをしてでも購入します。
仕事に、通勤に、家庭にと、インドネシアの国民のなくてはならない必需品なのだそうです。
一台のオートバイに家族全員乗っている、という光景も珍しくありません。
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プランバナン寺院のまわりもまた公園として整備されていて、地元のみなさんにも親しまれているようでした。
この日は、赤いズボンをはいた子供たちが寺院のまわりにたくさんいました。
遠足か何かでしょうか・・・。
「あ、小学生の子供たちだ。」
そう思って、なんとなく見とれていると、一人の女の子と目があいました。
うれしい気持ちになって微笑むと、なんともかわいらしい笑顔で答えてくれましたよ。
ガイドさんの話によると、ジョグジャカルタでは、小学生が赤、中学生が青、高校生はグレーのボトムスをはいているんですよ、とのこと。
また、ここジョグジャカルタは学生の町で、およそ100の大学があるとのお話も。
ガイドさんは、大学で日本語を学んで、その後は、この仕事をしながら日本語を磨いているんだそうですよ。
お客さんからもいろいろと教えてもらうんです。とお話されていました。
ちなみに、この日のガイドさんのTシャツには、「勝」という文字がでかでかと、笑!
でも、うれしいもんですね。
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とにかく、やたらに上に上にと高い塔のような寺院。
そんなに広くはない中の空洞スペースにはヒンドゥーの神々が祭られています。
寺院の各所に刻まれているレリーフ。
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プランバナン寺院は、まだまだ修復中で、復興された建物のまわりには、瓦礫と化した石が山済みになっていました。
これをひとつひとつ積み上げて復元していくなんて、驚きですね!!!
下の写真は、実際にみた修復の作業エリアです。
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ボロブドゥール寺院とは違って、プランバナン寺院は、平地にある開けた公園にあるので存在感がかなり違っていました。
旅行当時は、その大きさにただただ圧倒されるばかりで、実は、ボロブドゥール寺院の時のような深い感慨はなかったのですが・・・。
こうして、今、写真を見返しながらつづっていると、自分たちがそこにいたという親近感も手伝って、なんだか特別な気持ちがわいてきますね。
これこそが、旅の魅力なのかもしれません。
実際に、行って、見て、体験するってすばらしいことなんだなぁ、と改めて思いましたよ。
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プランバナン寺院をめぐっている間に、すっかり空が暗くなってきました。
すでに雨季に入っているジョグジャカルタのお天気はとても変わりやすいそう。
雨になる前に、観光スポットをまわることができて一安心です。
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こちらはガイドさんが撮ってくれた写真です。
ふたりともいい顔をしてますね♪
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ようやくお腹もすいてきました。
飛行場に行く前におそいお昼をいただきます。
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その前に・・・。
車窓からの風景です。
ジョグジャカルタの田園風景。
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こちらは、学校です。
車窓からは何度か幼稚園や、小学校、中学校など目にしたのですが、どれもとてもカラフルでかわいらしいたたずまいをしていました。
あ、と気づいたら通り過ぎてしまうので、なかなかカメラでとらえることができなかったのですが、かろうじてこの1枚。
これは、地味なほうです。
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車窓からの景色をたのしみつつ、ようやくレストランに到着。
コンクリートの立派な建物です。
観光客相手のレストランだと思いますが、 こちらもまたとても風通しがよい作り。
壁の間を大きくくりぬかれた窓のようなスペースはありますが、ガラスははいっておらず、厚手のカーテンが添えられているだけ!
実は、南国ならではのこの開放感が、とても好きです。
写真は、この日のツアーにセットされたコース料理。
これまたどれもおいしく、二人では食べきれない量!
とりわけ、ジャワカレーが気に入りました。
さらっとしたスープとあっさりした味わいが、なんとも私好み。
独特の香辛料がはいっていてとてもおいしかったです。
下の写真のスープに浮いているのは、鶏肉のソーセージです。イスラムのお国ならではですね。
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食事を堪能している間に、スコールがやってきました。
すると、お店の人が、雨が吹き込まないようにカーテンを閉めてくれました。
入り口に近い席では、かなり雨が降りこんできていました。
本場のスコールは、日本のゲリラ雨どころじゃなかったです。
雷もすごくて、お店も停電してしまいました。
わたしたちは、車を入り口につけてもらって乗ることができたので、たいして濡れることもありませんでしたが、本場のスコールもいいタイミングで体験できました。
これ、お昼を予定通りにいただいていたら、プランバナン寺院のところで、ずぶ濡れです。
いやー、よかった、よかった!!!
あらためて、この幸運に感謝した瞬間でした。
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このスコールのおかげで、ジョグジャカルタの空港も停電となり少々混乱気味。
わたしたちのような観光客には頼みとなる、飛行機の運行状況を知らせてくれるテレビ画面や、搭乗口の電光掲示板も消えてしまいました。
人でいっぱいの空港の待合スペースでは、先に飛び立つ飛行機の乗客がどんどん席を立っていきます。
多少の不安を感じながらも、「デンパサール」という言葉を聞き逃さないよう、注意深く待機していました。
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その間に楽しかったのは、ヒジャブをまとった女性たちの美しい姿を眺めていること。
ヒジャブといってもいろんな色やデザインがあって、みなそれぞれにおしゃれを楽しんでいる様子が伝わってきて興味深かったですね。
(ヒジャブのことを調べていたら、こんな記事をみつけました。実際、ジョグジャカルタの空港でも、このくらいバリエーションゆたかでしたよ。)
冒頭の写真の、バティック工房の女性のように、帽子のように小さなひさしを入れるタイプのヒジャブをまとっている方も多かったです。
中でも、淡い藤色にドレープの入り具合がとても美しいヒジャブをまとった女性の姿がとても印象的でした。
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ようやくデンパサール行きの飛行機の搭乗が始まった時、途中からわたしたちの目の前に座っていたヒジャブの女性が、「デンパサール!」とわたしたちを指さして教えてくれました。
この女性は、ヒジャブにブローチをしていました。
わたしたち以外の乗客にも、こうして心あたたまるおせっかいをしていたように思います。
言葉や風俗が違っても、こうして人柄を感じる瞬間・・・。
人っていいなぁ、って思います。
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夜遅くに、ようやくバリで滞在するヴィラに到着~♪
このエントランスの美しさに絶句して、すっかり目がさえてしまいました。
ジンジャーの効いたウェルカムドリンクもとってもおいしかったです。
さて、次からは、いよいよ至福のヴィラのご紹介です。
どうぞお楽しみに~♪