○○○山での修行

TS3U0147

父が入院するというので、五日ほど実家に滞在してきました。

バスと新幹線、電車を乗り継いで・・・。コロコロとキャスター付きバッグ(我が家での愛称はコロコロです・笑)を従えて、こんな風に一人で帰省するのは はじめてのこと。

今回の帰省で、母と二人きりで数日間を過ごすことになりました。

二日目の朝、朝日が差し込むリビングに降り立った時、精妙なエネルギーとともにこんなことを確信しました。

わたし自身が場であり、世界であり、宇宙である。 なにがあっても、どこにあろうと、なにものも、わたしを侵すことはできない。 あるとすれば、それを自分が容認した時だけである。

新幹線での移動は、普段の車での移動に比べて格段に楽なので、仕事をみつけて積極的に動くことができました。

犬の散歩もそのひとつ。普段は生き物をこよなく愛する父がかわいがっているメスのシバ犬を、朝晩散歩に連れて行きました。 犬と心をあわせてるんるんらんらん!

あ~。わんちゃんってこんな気分なのね。と感じながら、昔懐かしい道を歩くのは感慨深いものがありました。

病院への行きかえりで見た街のポスターでは、高校の同級生の顔と名前を見て、政治家になっていることを知りました。

母とわたし。それぞれにできることを淡々とこなしながら、同じ家で過ごすひととき。

母の手料理に舌鼓みし、お茶を飲みながらのひとときでは、表情豊かに語る母を眺めながら、この繊細な人をわたしは守ってあげたい、 と思いました。

そん風に感じた自分の心持ちが面白かった!!!ちっとは大人になったのかなぁと・笑。

なんせ、子どものころは、おつかいはおおかた妹に押し付けていたし、大人になってからも犬の散歩には非協力的だったわたしです。

それが、犬とのひと時をいとしいを思い、自分ができることで人様のお役にたてる喜びをひそかに感じていたのですから。

ようやく、こういう気持ちになれたことにほっとしたのと同時に、「人の役に立つ」ということの神髄に ほんの少しでも触れたような気がしました。

そしてまた今回の大本命は、父にレイキをすること。術前・術後にしっかりレイキをし、母にまでしっかりレイキを教えてきました。 このくだりはこちらにつづっていますので、よかったらご覧ください。パート3まであります。

父は、レイキにはまったく関心がなく、過去に何度かさせてもらったことはあるけれど、しっかり感想を聞いたこともありませんでした。 今回も、積極的に感想を聞くことはできなかったけれど、レイキを受けるとあたたく感じるということと、呼吸が楽になる感じがある、 というくらいは聞き出すことができました・笑。

まぁ、レイキをさせてもらっていると、父がレイキにとても受容的なのがわかるので、もう言葉などいらないのですけれどね。

術後はほっとしたのか、すっきりと穏やかな父の眼差しがとても印象的でした。

実は、今までは、旅に出るとか、移動するとか、自分の家からどこかに出かけるのは苦手でした。 とくに泊りだと荷造りが面倒で!それに電車だと荷物も重い!

それが、この10月に始めていた「かたずけ祭り」のおかげで、荷造りも荷解きも超簡単! また、家族が展示品現品限り半額でゲットしてきたコロコロのおかげで電車の移動もらっくらく!

あ~。フットワークがものすごく軽くなったんだなぁとう喜びをかみしめながらの旅となりました。

そして、帰宅するなり、家族に一言。「○○○山」に修行に行ってきたよ。(○○○にはわたしの旧姓が入ります。)

最初は?顔の家族でしたが、帰省中のこんなエピソードを話したら、それは○○○山での修行だったねぇ、と笑ってくれました。

そしてね。何気ないひとことに家族の優しさを感じるので、思い切って聞いてみた。

「心境の変化でもあったの?」と。

なんと、わたしがいないという体験で、わたしが居ることのありがたさが身に染みたのですって。

めでたし、めでたし^^☆

写真は、父の愛犬のシバ犬と。念願かなって、やっと抱っこさせてもらいました。

 

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