自分の中に入れてみる。
残暑厳しいとある日の朝。
青空をバックに広がる稲穂の海。
青々と光るその力強さに、大いに勇氣づけられ、癒された瞬間でした。
辛いこと、悲しいことも多いこの世の中ではありますが、それも魂にとっては大きな成長の糧となりえます。
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病室の父とともに過ごすひと時。
父を支える母に寄り添うひと時。
それは、今の、わたしの普段の暮らしでは決して浮上することのない自分の中のネガティビティと対峙するという経験でもありました。
父が、大きな手術の後、急性の呼吸不全に陥りながらも命をつなぎ、わたしに教えてくれたこと。
その学びは今も続いていますが、ようやく父のリハビリにも、「歩けるようになる」という希望を感じられる段階になり、わたし自身も、大きな学びをひとつ終えて、これまでにない心境の変化を体感しているところです。
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今回、わたしの家族に起こった事は、一見とてつもない不幸のように見えて、その実、与えてくれるものの大きさを想うと絶句するほどです。
毎日満ち足りてしあわせな暮らしを送っているだけでは、決して理解することができない質のものでした。
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辛い時、苦しい時ほど、その対象を自分の中に入れてみる。
そうすると、自分の深みのなかでネガティビティが変化し溶けていきます。
人の心にはそういう力がある。
わたしにとっては、そういう日ごろの理解を、難しい状況でも実践することができるかという大きなチャレンジでもありました。
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令和元年は、大きな荒波もなく生きてきたわたしたち家族にとって、とんでもなく大変な年になった訳ですが、そうなることをあらかじめ知っていたら、ものすごく怖かったと思う。
それは、どんな自分に出会うかわからないから。
とんでもない人でなしが顔を出すかもしれないし(^^;
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どうしたら苦しい状況の中でも最善を見出すことができるのか?
辛い状況の中でも愛あるひと時を紡ぐことができるのか?
頭はそういうことの為に使うものなんだと、あらためて氣づかされたこの夏です。
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写真は、父がお世話になっている病院の周りに広がる田んぼです。
わたしたちにとって脅威になることもある自然ですが、穏やかな自然の光景は生きる力を与えてくれますね。
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