蝶とピオニーのリース

今年もこの季節がやってきました。

年に一度のわたしの手仕事、クリスマスリースづくりです。

オレゴンモミをたっぷりと使うこのリースのポイントはリボン。

9月頃からリボンを探し始め、今年はなかなかピンとくる幅広(10センチは欲しい)のリボンがなかったのですが、ようやく金色の蝶の刺繍が入ったドイツ製のリボンを見つけました。

デコレーションはそれにあわせて、淡いピンクがかった微妙な色あいが美しいアーティフィシャルのピオニー(芍薬)を。

芍薬もとても好きな花の一つです。

リースづくりは、まず去年のリースを解体するところから始まります。

中に入っている金属製の台座を再利用するためです。

シーズンを終えたら、室内の高いところに飾っておくのですが、半年ほどでグリーンは色あせ最後にはこんな風合いに・・・。

色はあせても、乾燥して香ばしさのました香りのなんと豊かなこと。

触れれば身体が温まってくるようなエネルギーの強さがあります。

乾燥して水分がとんだ分、モミそのものの特質がより際立つのかもしれません。

逆に、まだ新鮮なオレゴンモミの枝に囲まれていると、深い森の中にいるような清々しい香りとエネルギーに包まれます。

モミを留めているワイヤーを切って解いていくと、言葉にならない氣持ちの高まりを感じました。

それは、この一年の感謝だったり、こうして今日を迎えられた感慨深さだったり・・・。一つだけ年輪を重ねた自分が、すこし小さかった去年の自分に出会っているようでもありました。

作ったものを紐解きながら、去年の自分の氣持ちにシンクロしていったのかもしれません。

無事、完成!!!

去年とはうって変わって落ち着いた雰囲氣になりました。

モミの圧巻のボリューム感!

このリースの前に立つと、フレッシュモミの存在感の素晴らしさを実感します。

⭐︎

今年は父のこともありましたし、わたし自身大きな変容の年でもあったと思います。まだまだ変容は加速しそうな予感ですが、リボンの蝶はそんなわたしへの応援のサインだと受け取っています。

⭐︎

今年もあとわずか。この1年を振り返り、新しい年の可能性に想いを馳せる季節になりました。みなさんはどんなお氣持ちでお過ごしですか?

楽しいこと、辛いこと、難しいこと、悲しいこと、あったかいこと・・・。きっと色々な事があった一年だったことでしょう。

風の城では、お正月が終わるまで、みなさんと世界のしあわせを願ってリースを飾らせていただきますよ。

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