箱根神社と明治天皇の御製
しっかりとチェーンを装備して、雪深い箱根へと出かけてまいりました。
降りしきる雪の中。長靴をはいて、ざっくざっくと立ち寄った箱根神社。
いやぁー。いいなぁー!!!
やっぱり、ここが好き!!!
参道の両脇に居並ぶ杉の大木たち。
いったいどれだけの歳月。
ここに佇み、何を見、感じてきたのか・・・。
雪化粧のせいもあって、巨大な幹の根本が一層印象深く、わたしの心を捕らえました。
あぁ。雪だけれど。やっぱりここへ来てよかった。
宙に向かってそびえたつ杉の樹々を見上げながら、ゆっくりと石段を登っていくのが、 わたしはとても好きなのです。
実は、ここで一番、神さまを感じているかも。
そして九頭竜神社の新宮のお社(箱根神社のご本殿のすぐ隣にあります)では、お参りした時に、大きな鏡がキラリと光る。
そして、しっかりと自分の顔を見る。
「自身の中に神性を見よ。」
そういう気持ちにさせてくれる、ご神体の鏡が、これまた大好き。
そうそう、今回、こんなことろ(→)に目が留まりました。
今まで、何度となく、この前を通っていると思うのですが・・・。
おそらく、今日は、なぜかメガネをかけていたせいでしょう。
こんなところに、御製が!!!と思わずカメラを向けてしまいました。
明治天皇御製
わが国は 神のすゑなり 神祭る
昔の手ぶり 忘るなよゆめ
とありました。(文字が消えかかっていたので、ネットで調べてみました。)
明治天皇の御製といえば、臼井先生が、明治天皇が詠まれたおよそ10万首にも及ぶ和歌の中から125首を選び、レイキ実践者の心の糧とするよう指導された・・・という霊気における伝統を思いだしますね。
レイキに出会って間もない頃、この、明治天皇の御製とレイキとの関係を知り、一応、文学部国文学科卒のわたしとしては、とてもわくわくしたことを覚えています。
少し調べてみたところ、写真にある御製は、臼井先生が選ばれた125首の中には入っていないようですが、有名な歌のようですね。
降りしきる雪の中。
ご本殿にお参りさせていただいた時。
浮かんできたのは、「ありがとうございます」。
ただ、このことばだけでした。
日々の暮らしの中、気持ちが忙しくなってしまうと、大切なことを忘れ勝ちになるのも、また、わたし。
そんなわたしの、移ろいやすい心をも慈しみつつ、「ありがとう」を感じる瞬間、そして、そう感じることのできる、この「こころ」を大事にしていきたいなと思いました。