人間がまるごとここに~映画 PHENOMENON を見て~

酷暑であることにも、もはや慣れつつある今日このごろ。

もう、そうなってしまうのは仕方がないよね~。

人はこうして変動する氣候にも適応していくものなのだな。我ながら思うこの夏です。

みなさんは、いかがお過ごしでしょうか?

PHENOMENON。

少し前に、お客様が貸してくださった映画のDVDを、先だっての休日の午後、やっと見ることができました。

不思議と、このタイトル名だけはずっと記憶していたような氣がしています。

あと、このパッケージのトラボルタ!

昔は、映画のポスターが、その辺の電柱とか、バス停脇の掲示板などに貼ってあったりしたものですよね。

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まるごと人間がここに

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まるごと人間がここにあるなぁ。

これが、見終わった後の率直な感想です。

1996年公開なので、今からおよそ30年くらい前になりますね。

人ひとりの意識の変容と在りようの変化。それにともなう、他者との様々な関係性の現われ。

闇から光まで、多岐にわたるその描写のひとつひとつが非常に興味深かったです。

その多くは、葛藤や恐れ、疑い、拒絶などですが、そうした描写のひとつひとつを眺めながら、そうそう、これが人間だよね~。と、しみじみと思うわたしが居ました。

かつては、トラボルタ扮するジョージもよく顔を出していた街の居酒屋でのシーン。

ジョージの起こした不思議な現象について、人々が次々と否定的なことをあげつらうのを聴いていたジョージの友人である医師がブチ切れて、その本音をぶちまけたのは爽快でした!

胸がスッとしましたね、笑。

物語の終盤では、意識のありようがすっかり変わったジョージの口から、印象的な言葉が飛び出します。

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見えない力との関係性

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これは共同作業なんだ。ダンスなんだよ。」(メモした訳ではありませんので、吹き替えのセリフのままではないかもしれませんが。)

触れずにモノを動かしたりするなど、目には見えない力と自分との関係のことをあらわしたこの表現に、とても親しみを覚えました。

レイキは、ジョージが行うような超能力ではありませんが、自分の中を流れていく美しいそのバイブレーションとともにある時、宇宙の躍動を感じます。

また、その波動に耳を澄ませる時、宇宙の音楽を聴いているようだな、とも。

レイキだけでも成り立たない。「わたし」だけでも成り立たない。「わたし」と「あなた(レイキ)」がいて初めて成り立つ世界です。

もうひとつは、こちら。

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自分の一部になる

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恋人のまだ小さな子供たちと一緒に、屋外にある柵にもたれかかってひとつのリンゴをかじりあうシーン。

まず、ジョージが一口リンゴをかじって見せて、「このリンゴをこのまま放置しておけば一日二日で痛んでしまうだろう。」と子供たちに話した後、「しかし、このリンゴもこうして食べてしまえば、自分の一部になる。」と言って、子どもたちにも同じ一つのリンゴをかじらせるのです。

それは、「体験」として自分の中に永遠に残る。

そうしたことを、リンゴをかじるということを例にとって、子どもたちにもわかるように話せるまでに、ジョージの意識が進化したのですね。

「共にいられるのはあとわずかだけど、こうしてリンゴを一緒に食べた経験は君たちの中にずっと残る。だから大丈夫、悲しまないでね。」

映画ではそこまで語られませんが、ジョージは子供たちにそんな氣持ちも込めてあの言葉を残したのかもしれません。

他にも、心にのこるシーンや描写がいくつかありました。

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代わりに自分のリボンを

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まだ小さな娘さんが、ジョージが彼女の母親の為に道々花を摘んで束ねてきたビニール紐を見て、すかさず、自分がヘアバンドにしていたリボンを解いて、そのビニール紐のかわりに花たばに結わえてあげたシーンでした。

母への想い、花への思いやり、ジョージへの氣づかい・・・。

その瞬間に、彼女の温かな心音が滲み出てくるようでした。

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人種を越えた友情

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また、物語の中で描かれているジョージとネイトの友情にも胸が熱くなりましたね。

ネイト訳の役者さんがまたいい味を出しているんですよね。

ネイトは黒人なのですが、長くはぐくんできたであろう二人の友情を目の当たりにしていると、胸の奥に希望がまたたいて、今もまだ人種の間に横たわる差別による暗い歴史がじんわりと癒される思いがしました。

ひょっとしたら、この作品で、ジョージとネイトの二人の関係性を描いた作家さんもまた、同じ思いだったのかもしれません。

この映画が公開された当時と、今では、世界はかわったのだろうか?

それはわからないけれど、少なくとも、わたし自身の内では大きく変わりました。

世の中の差別をなくそうとしてルールばかりが増えても、意味がありません。

癒えぬままの心をルールで縛っても、ますます心は硬くなり、世界は息苦しくなるばかりだからです。

ひとりひとりが内側にある偏見に氣がついて、その痛みを我がこととして受け止めた時はじめて、自然と差別という在りようが消えていきます。

そうなった時、もうルールは要りません。

自由とはそういうことです。

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新しい意識のフェーズへ

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洋画をほとんど見ないわたしでも、その名を知っているハリウッドスター、ジョントラボルタ。

たぶん、初めてスクリーンでの彼を通して見たと思いますが、なんともいい表情をするんですね。

惹きつけられるのは、さすがにスターです。

この映画を見て、まさに今、自分を感じることができたのは幸運でした。

人間がまるごとここに、というのは、自分のこれまでの人生がまるごとここにある、という感慨でもあります。

でも、もうそれは昔のこと。

それも自分の一部であると慈しみつつ、自分が、これまでとはまったく違う意識のフェーズに立っていることをひしひしと感じることのできる、この今が愛おしいです。

Kさま、ありがとうございました。

この、PHENOMENON(現象)そのものが、まさに今のわたしにぴったりな最高のギフトとなりました。

心より感謝申し上げます☆彡

最後に、エリッククラプトンの歌うChange the worldを♪

この映画で有名な歌だったんですね!

 

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レイキを学びたい方
ヒーリングを受けたい方
お待ちしています

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画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: hp4-1.jpg

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