もう、1才3カ月のReiちゃん。気が向けば、あちらこちらへと部屋の中を歩き回ります。この頃のお気に入りは障子の開け閉め。ほんの少し障子をあけて隙間を作ってあげると、そこに上手に指をさしこんで、喜んで開けたり閉めたり。
そして、もうひとつのお気に入りは、「Reiの宝物」ごっこ。誰かに何を「あげる」とう行為が楽しくてしかたないようです。最初は、身近なものをつかんで差し出していたのですが、近頃では、空中の何かを人差し指と親指でつまんでこちらに差し出すようになりました。Reiちゃんには何かが見えているのかもしれないけど、大人のわたしたちには何だかわかりません。それでも、受け取ってあげるととても喜ぶので、わたしたちは、これを「Reiちゃんの宝物」と呼んでいます。
もう体の使い方もぐんと上手くなったし、たくさん歩けるようになったし、運動量も増えてうんとスリムになりました。もう「赤ちゃん」とは呼べません。区分としては「幼児」になるのかな・・・。こうして、すこしずつ「人」らしく成長していく様子を目の当たりにすることは嬉しい半面、生まれたばかりの無垢な生命の輝きが色あせていくような淋しさびしさもあります。
さて、この日のReiちゃん。なんだか浮かない表情で、溌剌とした気が感じられません。抱っこしてみると、ちょっと風邪の気があります。腹部や背面などレイキをしていると熱感がよく出て、とてもよくレイキを吸収します。最後には悪寒が立ち上がって滞っていたエネルギーが流れ出て行きました。レイキ中は、よく眠っていたReiちゃんですが、必要なレイキを吸収した後はぱっちり目が冴えて、この後のReiちゃんは会った時とはまるで別人。表情がぱっと輝き、動きも活発になりました。おかげで、「障子遊び」のお付き合いでこちらがへとへとになるくらいでした。
小さな子供は動き回って、起きている間はレイキをするタイミングがみつからないような時もありますが、この日のReiちゃんのように体がレイキを必要としている時には、大人しくレイキを受けているものなのですね。
両手の中のReiちゃんにレイキをしていると、まるで、日だまりの中で、ふたりだけの時間が流れているようでした。 |